こんにちは。中小企業のブランドづくりを支援するBFIブログ編集部です。
数カ月前、次の予定までに少し時間があったので、家族でビール工場の見学に行ってきました。
「出来立てのビールはおいしいよ」という話を聞いていたので、最後の試飲も楽しみに……。
録画による社長からのメッセージで始まった工場見学。
やはり宣伝が多いのかなと少し気分が沈んだのも一瞬で、原材料へのこだわりの話あたりから、一気に引き込まれました。
こだわりの原材料をひとつずつ見せていただき、香りを楽しんだり、実際に味わわせていただきました。
最も心が動かされたのは、職人の皆さんのビールへかける情熱とこだわり。
それに加えて、品質を守る取り組み、研究開発へかける思いなどを知ると、とても冷蔵庫の前で立ったまま気軽に飲めません。
グラスに移し、気持ちを落ち着けて、大事に味わいたいと思いました。
商品へかける思いを知る前も知った後も同じビールであるはずなのに、全くと言っていいほど味が違います。
実をいうと以前は別の銘柄を主に購入していたのですが、今では工場見学で見た商品のファンになり、我が家の定番になりました。
気持ちにも変化があり、不思議と大切な人と、一緒に味わいたくなります。
安田は以前ファンを増やす方法について、つぶやいていました。
顧客ではなくファンを増やしたいと願う経営者は多い。より魅力的なサービスで顧客をファンに変えていこうとする。だがその作戦はうまくいかないと思う。顧客の延長線上にファンはいない。顧客づくりとファンづくりとではそもそもアプローチの仕方が全然違うのだ。アーティストは顧客をつくらない。
— 安田佳生 (@yasuda_yoshio) June 13, 2012
筆者は元々の顧客ではないのに、工場見学を機に一気にファンになってしまいました。
商品へかける思いとこだわりを知り、顧客というよりも、応援したい気持ちにさえなっています。
筆者の場合は、商品の持つストーリーに心惹かれました。
ファンになってしまうと、アンケートなどを見つければ損得なしでしっかりと書きたくなりますし、とても面白い変化だなと感じています。
もしあなたがファンを増やすなら、どんなことをしますか?