第71回 日本ポスティングセンターがWebをオススメする理由

この対談について

「日本一高いポスティング代行サービス」を謳う日本ポスティングセンター。依頼が殺到するこのビジネスを作り上げたのは、壮絶な幼少期を過ごし、15歳でママになった中辻麗(なかつじ・うらら)。その実業家ストーリーに安田佳生が迫ります。

第71回 日本ポスティングセンターがWebをオススメする理由

安田

以前の対談で新聞折込とポスティングの違いをお聞きした時に、「場合によってはWeb広告を薦めることもある」と仰っていましたよね?


中辻

そうですね。ターゲットや商品によっては、ポスティングよりもWebの方が効果が出たりするので。

安田

ちなみに「ポスティングとWebのどちらがいいのか」って、どうやって見分けているんですか。


中辻

たとえばポスティングは、チラシを見た人の大半が「どういうサービスなのか」がパッと思い浮かべられるものに向いています。そうじゃないと問い合わせや来店にはつながらないんです。

安田

ふーむ…それはつまり、大多数の人が知っているようなサービスでないと、ポスティングには向かないということですね。たとえばどんなものがありますか?


中辻

美容室・飲食店・学習塾・整骨院・リフォームなどなど。このあたりは全部「何をするお店か」ってすぐにイメージできますよね?

安田

あぁ、確かに。整骨院のチラシだったら、腰痛とか肩こりに悩んでいる人が行く場所だってほとんどの人が思い浮かべられます。


中辻

そういうことです。だからメインターゲットは「整骨院の近隣に住んでいる中年から高齢の方」になる。わかりやすいサービスでターゲットも広めであれば、ポスティングでの反響は得やすくなります。

安田

ふむふむ。じゃあ逆にポスティングに向かないのはどんなサービスなんでしょうか?


中辻

実はウチのHPでも説明しているんですけど、例えば「ひな人形を販売する」というチラシは完全に向いてないんですよ。ターゲットになるのは「ひな祭りを祝うような女の子がいて、しかもまだひな人形を持っていないご家庭」ということで、かなり限られてきます。

安田

かなり狭いですね(笑)。


中辻

そうなんです(笑)。あまりにもピンポイントすぎるので、チラシを撒いたところで反応してくれる人はほとんどいないと想像できる。しかもひな人形って「チラシを見たから買いに行く」という行動にはつながりにくい商品なんですよ。

安田

へぇ、そうなんですか。じゃあ皆さん、どうやって購入されるんです?


中辻

ほとんどの場合、デパートの催事ですね。現物がズラッと並んでいるのを1つずつ見て、検討した上で購入される方が多いんですよ。

安田

そうか、人形の質感や細かい表情なんかは、チラシだとなかなか伝わりにくいですしね。


中辻

そうなんですよ。そもそもターゲット層がかなり狭い上、チラシで購買意欲を引き出せる可能性も低い。となると、費用対効果がマイナスになることは明白なので、そういう場合、ポスティングはオススメしませんね。

安田

なるほどなるほど。そこまで考えた上で、Webをオススメしてくれるわけですか。


中辻

ええ。特にWebって、その情報を欲している人だけに広告を見せられるのが強みで。例えば検索ワードに「ひな人形 大阪 お店」と入力した人だけに広告を表示させることができるんです。

安田

つまり「ひな人形を欲しがっている顕在層」だけにターゲットを絞れると。ちなみにマメノキカンパニーさんでは広告運用やLP作成もやってくれるんですか?


中辻

はい、もちろん。特にLPはできるだけ質の高いものを作成することで、キーワードで検索してきた方にしっかりとアピールできるようにしています。

安田

ふむ…。でもWebの広告運用って、チラシやポスティングとはまた全然別の知識が必要になってくると思うんですが、その辺りはどうですか?


中辻

もちろん細かい広告運用に関しては、専門のエンジニアがやりますけど、それ以外のことは意外とWebもチラシも大差がないんですよね。なので、ターゲット設定とかリスティングのキーワードを考える作業は私がお手伝いさせていただいてます。

安田

それは頼もしい! キーワード設定にもコツのようなものがあるんでしょうか?


中辻

そうですね、皆が使っているキーワードだと費用も高くなってしまうので、完全に一致しなくても、分散して一致させるとか組み合わせてヒットさせるとか、そういう工夫はしています。

安田

なるほど。1件あたりのクリック単価がなるべく低くなるような組み合わせで、かつ、反響が取りやすいようなキーワードを考えてくれるというわけですね。


中辻

そうなるように頑張っています(笑)。Webもチラシも、見た目こそ全然違いますが、「ペルソナを絞り込む」とか「ターゲットに刺さるように広告を打つ」とか、そういう根本的なことは同じだと思っているので。

安田

中辻さんがこれまでポスティングで培ってきた知識は、Webでもいかんなく発揮できるんですね。やはり聞けば聞くほど、「ポスティング屋さん」というよりは「集客サポート屋さん」という感じですね(笑)。


中辻

確かにそうかもしれません(笑)。『日本ポスティングセンター』とは言っていますが、ポスティング以外もどんどん相談してもらいたいですし、実際、最近はWebのご相談もすごく増えているんですよ。

安田

そうでしたか。じゃあいずれ『日本集客センター』に社名が変わる日が来るかもしれないわけですね(笑)。


中辻

あはは(笑)。お客様の売上アップに貢献できるのであれば、ポスティングでも新聞折込でもWebでも、どんな広告でも使っていきますよ!

安田

いいですね〜。集客にお悩みを抱えている経営者の方がいらっしゃったら、ぜひ一度、中辻さんにご相談されてみてはいかがでしょうか!

 


対談している二人

中辻 麗(なかつじ うらら)
株式会社MAMENOKI COMPANY 専務取締役

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1989年生まれ、大阪府泉大津市出身。12歳で不良の道を歩み始め、14歳から不登校になり15歳で長女を妊娠、出産。17歳で離婚しシングルマザーになる。2017年、株式会社ペイント王入社。チラシデザイン・広告の知識を活かして広告部門全般のディレクションを担当し、入社半年で広告効果を5倍に。その実績が認められ、2018年に広告(ポスティング)会社 (株)マメノキカンパニー設立に伴い専務取締役に就任。現在は【日本イチ高いポスティング代行サービス】のキャッチコピーで日本ポスティングセンターを運営。

安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家

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1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

 

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