このコラムについて
「担当者は売り上げや組織の変革より、社内での自分の評価を最も気にしている」「夜の世界では、配慮と遠慮の絶妙なバランスが必要」「本音でぶつかる義理と人情の営業スタイルだけでは絶対に通用しない」
設立5年にして大手企業向け研修を多数手がけるたかまり株式会社。中小企業出身者をはじめフリーランスのネットワークで構成される同社は、いかにして大手のフトコロに飛び込み、ココロをつかんでいったのか。代表の高松秀樹が、大手企業とつきあう作法を具体的なエピソードを通して伝授します。
本日のお作法/それぞれの死活問題、、
最近、合宿研修で出会う「大手各社の社員さん」から、、
・都内のホテルが高すぎる、、
・出張規定の宿泊費では東京駅近辺はほぼ不可能、、
・私は都心から外れたところで予約しましたよ、、
・自己負担額が増えているので、酒場での予算を減らしています、、
などの声を頻繁にうかがいます。
実際に、都内のビジネスホテルの宿泊料金は急激に値上がりを続けており、「インバウンド需要」や「物価高」などで、客室の平均単価はコロナ禍前の2019年から、5年で「1.5倍にも高騰!」しているようなのです。
こうした状況をみて、ITメディアを運営する「リブセンス」さんは、出張時の宿泊規定を見直し、
・上限=1泊10,000円(2023年12月まで)
・上限=1泊13,000円(2024年1月から)
と「増額改定」しています。
ホテル業界のお客様にうかがいますと、
「料金の高騰はまだまだ続く傾向にありそうです!」と、こちらサイドはホクホク顔でお話くださいますが、
出張が多い方々にとっては、なかなかに厳しいご状況です。
大手各社の人事さんたちの様子をみますと、
「出張時の宿泊規定を見直そうか」と動いているところは、まだ3割といったところでしょうか。
大手さんでは、移動を伴う研修開催が多数行われますので、宿泊交通費にかかる予算は軽視できません。。
今後しばらくは、合宿研修は敬遠され、オンライン開催が増えるのでしょうか。。
前述の受講生さんたち同様、出張先での酒場巡りをこよなく愛するタカマツにとっても死活問題なのであります、、