第99回 ハウオリで、髪型の「経年変化」を楽しむ

この対談について

「遊んでいるかのように働きたい」をモットーに、毎日アロハシャツ姿で働く“アロハ美容師”こと岩上巧さん。自身が経営するヘアサロン「mahaloco(マハロコ)」には、岩上さんしか実現できない<ココロオドル髪型>を求め多くのお客様が訪れます。その卓越したビジネスセンスの秘密に、ブランディングの専門家・安田佳生が迫る対談企画です。

第99回 ハウオリで、髪型の「経年変化」を楽しむ

安田

カットやカラーって、美容室で施術を受けた直後はすごくいい感じじゃないですか。でも日が経つごとにどんどん劣化していっちゃう気がして。


岩上

そうなんですよね。僕はそれがすごく嫌なんです。ある程度の劣化はしょうがないにしても、お客さんとしてはできるだけ長く維持させたいわけじゃないですか。

安田

そうなんですよ。でも、翌日には美容室でやってもらったセットが再現できなかったりして。


岩上

あるあるですよね。でも僕はそれを「しょうがないこと」と切り捨てたくない。それで考えたのが、「劣化」じゃなくて「経年変化」として楽しめないか、ということなんですよ。

安田

ああ、劣化と変化、似ているけど違いますもんね。…でもそれって具体的にどうするんです?


岩上

たとえばウチの場合、2010年に「パスポート制度」といって「期間内であれば何度でも施術を受けることができる仕組み」を作ったんです。そうすると「ちょっと伸びた前髪だけ切って欲しい」とか「この部分だけ染めてほしい」みたいなお客様が、それこそ1週間程度のスパンで来店してくださるようになった。

安田

毎週美容室に通えるなんて、贅沢ですね(笑)。でもそれがどうして「経年変化」に関わってくるんですか?


岩上

これを導入することで、お客さんの来店頻度が格段に上がるんです。そうなると美容師側も、お客さんの好みとか理想の理解が進むわけですよ。お客さんが普段どういう風にセットしているのかも詳しくわかってくるし。

安田

なるほど! 確かに数ヶ月に1回の来店じゃなかなかわからない部分ですもんね。それをやってみて発見はありました?


岩上

ものすごくたくさんありました。カットした1週間後に来店された方が、僕が想定していた髪型とは全然別物になっていたりとか(笑)。

安田

プロの仕上げと、素人のセルフスタイリングとには、大きなギャップがあったわけですね。


岩上

そういうことです。で、そこからお客様のスタイリング力…というか「髪の乾かし方」をお教えするようになったんです。

安田

髪の乾かし方…そんなの、ドライヤーでブワ〜っと乾かせばいいんじゃないんですか?(笑)


岩上

違うんですよ(笑)。地肌にドライヤーの風を当て、しっかりと根本の立ち上がりを作りながら髪の毛の流れを整える。それが髪型を1日キープさせるコツなんですけど、皆さん意外とご存知なくて。

安田

私も知らなかったです(笑)。そもそも自分の頭の後ろの方なんてよく見えないから、そんなに上手く乾かせないですよ。


岩上

ですよね。でも根本にボリューム感が出ると、若々しく見えるし、素敵に見えるんです。

安田

じゃあパーマをかけて根本からふわっとさせるのはどうです?


岩上

髪の根本に薬剤を付けると毛が折れて生えてきちゃったり、薬品のせいで頭皮がかぶれちゃったりすることがあるので、なかなか難しいと思いますね。根本のボリュームはやっぱりヘアセットで出すしかない。…もっとも、そこにもハウオリが効果を発揮するんですけどね。

安田

あ! なるほど。髪や頭皮の状態が良くなることで、自然にボリュームが出るようになるんですね。


岩上

大正解です(笑)。ハウオリで素材そのものが良くなるからこそ、経年変化してもデザインがちゃんと成り立つような髪型になるというわけです。

安田

なるほどなぁ。いやぁ、やっぱりハウオリは素晴らしい技術ですね!


対談している二人

岩上 巧(いわかみ たくみ)
アロハ美容師/頭髪改善特許技術発明者/パーソナルブランディングプロデューサー/株式会社 OHANA 代表

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美容専門学校卒業後、都内のサロンに就職するも、オーナーと価値観の違いから大喧嘩し即クビに。出身地である水戸に戻り実家の美容室で勤務しながら技術を磨き、2008年自身のヘアサロン「mahaloco(マハロコ) 」をオープン。結婚式のプロデュースやイベント企画なども行うパーソナルブランディングプロデュースサロンとして人気を博す。2014 年、髪質改善技術「美髪矯正 hauoli®(2021 年特許取得)」を開発。「まるでハワイで暮らしているように」をテーマに、毎日アロハシャツを着、家族・仲間・お客様と共にハワイアンライフを満喫中。

 


安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家

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1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

 


 

 

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