「資産運用会社を設立するメリットが出る判断基準とは?」(音声はこちら)
副業や仮想通貨によって個人所得が増えてきた場合、法人をつくったほうがメリットがでるのか、という質問者さんへの回答。自称〝税金おじさん”である大久保さんの見解はいかに!
こんにちは。円道カズキです。大久保圭太の財務アタマを鍛えるラジオ~マネトレ~。大久保先生、本日もよろしくお願いいたします。
お願いします。
前回の向井先生は……
あれ、何だったんですか(笑)
風のように喋って去っていきましたね。
今、聴いて喜んでます、きっと。
何だったんだろう?「オスとして強くなれ」みたいな。
ボスとして、生き物として強くなれ。「エネルギーが」っておっしゃってましたけど。
すげえな。労働法まったく関係なかったよね。
関係なかったですね。
就業規則なんか要らねえって(笑)
「就業規則をこう使え」って本出したばっかなのに。
すごいっすね。
怒濤の方でしたね。
いや、でも、観点はたしかになって思うよね。
本当ですね。
専門家として「それを言っちゃおしまいだ」ってとこもあるけどね(笑)。「おまえが弱いからだよって(笑)。能力とかじゃねえよ」みたいな(笑)
そうそう(笑)。まあ、そんな回がありましたので、聴いてない方は前回の弁護士向井先生の回を聴いていただいて。
珍事件ですよ。
珍事件ですか?
財務関係なかったね。
ただ、「うちの番組出ない?」って誘ったのは大久保先生ですからね。
いや、なんか、いたからさ(笑)
「出てよ」とか言ってね(笑)。そんな流れで。
もうちょっと法的なね……いや、でも面白かった。
というわけで、早速今日は質問のほうに行きたいと思います。この方、サラリーマンなのかなという感じがします。33歳の方ですね。副業解禁がされたりビットコインが流行ったりと個人の所得源が複数にわたり、トータルとして年収が上がることが増えてきていると思います。法人を作ることでメリットを出したりすることは可能なのでしょうか?よろしくお願いいたします。
ほう。
まあ、ざっくり。たしかにね、世の中、時代的には。
たしかにね、副業解禁とかね。
「解禁!」っていうキャンペーンが謳ってるわけじゃないんですけど。
なんとなく「働いていいよ」みたいな。
そうですね。
キャバクラとかもいい?言わなきゃいい?
それは関係ないんじゃないですか、いいんじゃないんですか。競業じゃなければ。
ああ、そうかそうか、競業じゃなけきゃいいのか。たしかに、面白いね。
本業のほうに差し支えがない範囲っていうことだと思いますんでね。
なるほど。アフターをやめてみたいなね(笑)
やめてください、それ以上はやめてください(笑)。もう言い切っちゃってるけど。というわけですが。
何だっけ?
所得が増えて・・・
ああ、「財務アタマ」ね。
そこから?
いや、ボスとしての。前回ちょっと崩されたからさ。
あの、話ながらポケットから缶コーヒー出すのやめていただけません?(笑)
反抗期だから。
韻に磨きがかかってますね(笑)。さすがスリランカから帰ってきただけありますね。
いいから、スリランカの話は。
その話はいいですか。
はい。
黒光りしてる大久保先生に質問が来ておりますのでお願いします。
一億総活躍時代だからね。どうなんだろうねビットコイン。でも、現時点ですげえ下がってるから何とも言えないけど、法人でやっときゃ良かったよねっていう人はやっぱ多いよね。
多いですか?
「55パー」ってみんな騒いでるけど、あれ、4,000万超えたらだからね。そんな儲かってないのにそんな取られないよっていうところで。どうなんですかね、まず、ありがちだけど、税率のところは改めて考えてもいいのかなって思うんです。税務おじさんになっちゃうけどさ。法人税が40パーだっていう洗脳を受けてるわけで、だいたい保険おじさんとかは言うんだろうけど、そんなねえからっていう話でさ、実際、税率下がってるわけで、ざっくり言うと・・・
え、今洗脳受けてるんですけど、40パーじゃないんですか?
40パーって何時代だって話じゃん(笑)。法人税率下がってるから、どんどん。でも、実効税率40パー掛けるじゃん。だって高くて35だよね、中小企業はね。
あれ?保険屋さんの試算は40パー見たことありますけど。
あれ、ちょっと訴えたほうがいい(笑)。金融庁に言ってあげる?
やめましょう、この話は(笑)。このぐらいにしておきましょう。
いや、だけど、今、ざっくり言うと800万いってなきゃ22・3パーぐらいで、それ以上が33とかだから、そんなもんだよね、法人税って。逆に言うと、所得税が高いっていうのは、900万以上…まあ、ググりながら今喋ってるんですけど、国税庁のホームページを見ながら今答えてますけど、900万超えたら43パーで、900万以下で33パー。700万ぐらいからが33パーなのかな。なので、その辺が1つだろうね。
これ、所得税ですよね。
所得税。住民税も入れてね。だから、税率で考えると1つだとは思う。あとは副業が何かによるけれど、経費としてどこまで入れられるかっていうところだと思ってます。業務委託みたいなので会社として本当に副業をさせてくれるんだったら結構経費取れると思うんですよね、そこにかかる経費。そうすると、実質的に利益が下がるから税率が下がるっていうことはあるでしょうねっていうところは思うかな。
実際、サラリーマンで活躍されてる方で書籍出されてる方とかいるじゃないですか、ああいう方の印税とかって、いきなり具体的ですけど、普通に確定申告してるんですかね。
いや、知らない(笑)
例えばベストセラー出ちゃって。まあ、さすがに10パーで1億はなかなかいかないでしょうけど。まあ、でも数千万単位で入る方なんて普通にそれなりの著者だったらいますよね。
結局選べるでしょ?法人でやるか個人でやるか。だから、その辺は法人でやったほうがいいよね。基本的には今で言ったらそのぐらいの税率なので、800万までは安いわけだから、基本、法人が有利みたいな感じなんだろうね。
税率だけで見ると。
税率だけで見るとね。それぐらいのラインに乗ればね。
それって、今、この方サラリーマンという前提で話してしまってますけど、年収の分とは別で、プラスアルファでっていう話?
いや違う、合算して。
合算で?
合算です。だから、そういう意味ではだいたい法人のほうが有利だろうね。
っていう話になりますよね。
うん。わかんないけど、「200万の年収で副業が100万円ですよ」じゃなければ。300万400万とかプラスされてくるから、多分法人のほうが有利だと思う。ただ、登記のお金かかったりっていうところと、あと、毎年の申告のお金がかかるって考えたときにどうかなって判断なんだろうけど、まあ、もうそろそろfreeeとかやってくれるんじゃない?自動で申告書とか作れるようになればね。申告書が難し過ぎるんだよ。申告書が、法人税の。所得税は簡単なのにさ。所得税、国税庁のホームページでできるもんね。俺でもできたと思って。簡単だなと思って。自分でね。
ちょうどそういう時期ですもんね、今。
そうそう。だけどさ、法人のほうは難しいんだよね。あんなの簡単にすりゃいいのにね。そうすると税理士要らなくなっちゃうからさ。で、freeeとかやってくれるようになるよ。法人にするとそれぐらいのデメリットがあるのかなというのはあるけど、ただ、法人に資産残しておいて、個人に持っていくときに課税されるので、なるべく法人として、それこそ会社の社長とかでも別会社持って、資産管理会社みたいなのを持って、そこに会社につけれないようなものをそっちにつけながらというか、それはあくまで事業に必要なもんという前提で。ただ、新しい事業を開拓したりしていくのも経営者の役目なわけで、それが今の財務状況を見たときに今の会社でつけられないんであれば、別の不動産だったり他の資産、収益を生むものをどこかの会社に移して、給与をあげるよりはっていうほうがメリットがある可能性はある。
高いですよね。そうすると、ある程度800・900ぐらいのオーダーに乗った人たちは法人作ったほうが意外とメリット出せる可能性は高そうですか?
高いですね、うん。
結構対象いそうですね。しかも、副業プラスアルファでやれるんであれば。
結構いるんじゃない?しかも、住民税とか、取んなかったら上がんないから、個人の、それは会社にバレないけど、たしかに。まあ、OK前提でね。でも、すげえ住民税上がったら「おまえ何稼いでんだよ」みたいになるでしょ?
そうですね。
ちゃんと払ってる上でですからね。
そう。株主を子どもにしたら事業承継できちゃうしね。
大久保ワールド始まりましたね(笑)
・・・次回へ続く・・・