中卒の僕でも、社長になれた。
裸一貫からのスタートから年商4億円のビジネスを作り上げた「中卒社長・クボサトシ」がゆる〜く語る経営のコツ。既にビジネスを始めている方も、これから始めたいという方も、頭をからっぽにして読んでみてください。
中卒社長クボサトシ「学ナシ経営のススメ」 vol.1
僕は学校の授業が嫌いだった。
“中卒社長”のクボサトシです。
今回から始まるこの『学ナシ経営のススメ』では、小さな頃から学校の授業が大嫌いだった私が、どうやって年商4億円のビジネスを立ち上げたのか、その経緯やノウハウについてお伝えしていきたいと思います。
まずは自己紹介がてら、きっと驚かれるに違いないだろう私の幼少期の話から――
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大阪府M市。
私が生まれ育った町は、とても“上品”とは呼べない、荒っぽさの残る下町でした。時代もあったのでしょう、派手なシャツを着たおじさんや、立派なリーゼントをこしらえたお兄さんがたくさん歩いていたものです。
そんな中、意気揚々と小学校に通い始めた幼い私。
学校に行けばたくさんの友だちと遊べる! いっぱいサッカーやバスケができる! と最初は楽しくて仕方なかったのですが、しばらくして私は自分がある問題を抱えていることに気づきます。それは何か。
まともに授業が受けられないのです。
チャイムが鳴って席につき、先生が授業を始めます。するとどうしたことでしょう、5分も経たないうちにソワソワしてくるのです。そのソワソワは時間が経てば経つほど大きくなり、先生の話も、教科書の内容もまったく頭に入ってこなくなります。
果たして私は席についていることもできなくなり、いきなり立ち上がると、とにかくこの場を離れなければと廊下に飛び出したのです!
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それからというもの、私は授業をボイコットするようになりました。
一応、始業時間に席についてはみるものの、やっぱりダメ。途中で勝手に席を立ち、廊下や校庭で遊んで過ごしました。
授業が理解できない、というか授業の場にいないのですから、当然テストなんてできません。答えどころか、問題の意味もわからないのです。
途方に暮れた私は、なんとか答えを書こうとカンニング作戦に出ました。でも、子供のやることですから、すぐにバレて先生から大目玉です。
ああ、これはやっちゃいけないことなんだ。
そう気づいた私はカンニングをやめました。ついでに、答案用紙に名前を書くこともやめました。
当然、0点です。
しかも、図工や体育を除いた全教科で、です。
いかがでしょう。いくら勉強が苦手だったという方でも、こんな成績を取った方はなかなかいらっしゃらないのではないでしょうか(笑)。
こんな子どもが将来社長になる、いや、それ以前に社会人になると思いますか?
思いませんよね。私だって思ってませんでした。
でも、なるのです。
実は私には、もう一つのっぴきならない事情がありました。
……ということで、続きはまた来週。