野生動物、ついに働き始める。|中卒社長クボサトシ「学ナシ経営のススメ」 vol.8

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中卒の僕でも、社長になれた。
裸一貫からのスタートから年商4億円のビジネスを作り上げた「中卒社長・クボサトシ」がゆる〜く語る経営のコツ。既にビジネスを始めている方も、これから始めたいという方も、頭をからっぽにして読んでみてください。

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中卒社長クボサトシ「学ナシ経営のススメ」 vol.8
野生動物、ついに働き始める。


“中卒社長”のクボサトシです。

『学ナシ経営のススメ』では、小さな頃から学校の授業が大嫌いだった私が、どうやって年商4億円のビジネスを立ち上げたのか、その経緯やノウハウについてお伝えしていきたいと思います。

今週も、先週の続きから。

……
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中学の同級生の親が塗装会社の社長だったことで、なんとか働き口を見つけた15歳の私。

とはいえ、小学校中学校と完全に授業をボイコットし、ただただ「これ以上授業を受けるのは嫌だ!」という思いだけで進学しなかった人間です。

何か壮大な夢があったわけでも、就きたい仕事があったわけでもなく、そもそも一般常識もまったくない、言わば“野生動物”のような状態でのスタートでした。

そんな私が最初に怒られたのは、喋り方でした。

何しろ、敬語が使えないのです。

勤務開始早々、先輩や上司に対して友達のような口調で話しかける私は、あらゆる人から大目玉を食いました。

今でこそかなり穏やかになった塗装業界ですが、30年前といえば、荒っぽい人たちのオンパレードです。怒鳴られる、頭を叩かれる、くらいならまだ可愛いもので、中には脚立を投げつけてくる先輩もいらっしゃいました(笑)。

こうして私は、学校で身につけることができなかった一般常識を、身を持って学んでいったのです。

「授業は完全ボイコットしていたくせに、そんな厳しい状況からは逃げなかったんだ」

そう不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、私は塗装の仕事を続けました。それはなぜか。

おもしろかったからです。

塗装の仕事は、学校の授業よりずっとおもしろかった。思った以上に難しく、奥が深くて、簡単にはマスターできません。だからこそ、すごい技術でスラスラーと塗っていってしまう先輩や親方が、この上なくカッコよく見えました。

自分もいつかああなりたい。早く追いつきたい。怖い先輩に怒られても、雑用しか任せてもらえなくても、「自分の意志」でそこにいる限り、私は頑張ることができたのです。

そしてもう一つ、私がこの職場で頑張れた理由があるのですが、それはまた来週にお伝えすることにしましょう。

さて、ここで学ナシ経営のススメ。

「自分の意志がある奴は、強い

「誰かにやらされている」「嫌だけどやらないといけない」という状況は、辛いものです。ネガティブな気持ちが土台になっているので、その上に乗っかる仕事や人間関係も、当然しんどいのです。一方、「自分の意志でやっている」「やりたいからやっている」場合はどうでしょう。ポジティブな気持ちが土台にあるので、多少大変なことがあっても頑張れます。毎日のように怒鳴られ、脚立を投げられていても、ね(笑)。

ということで、また来週。

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