このコラムについて
「担当者は売り上げや組織の変革より、社内での自分の評価を最も気にしている」「夜の世界では、配慮と遠慮の絶妙なバランスが必要」「本音でぶつかる義理と人情の営業スタイルだけでは絶対に通用しない」
設立5年にして大手企業向け研修を多数手がけるたかまり株式会社。中小企業出身者をはじめフリーランスのネットワークで構成される同社は、いかにして大手のフトコロに飛び込み、ココロをつかんでいったのか。代表の高松秀樹が、大手企業とつきあう作法を具体的なエピソードを通して伝授します。
本日のお作法/福利厚生で恋人探し
その昔、パートナーとの“出会い”といえば「職場、友人紹介、同級生、合コン」あたりが定番でした。
50代前後の世代にとっては、「マッチングアプリ」と聞くと、どこか昔の出会い系サイトを連想する方も少なくありません。
ところが今、大手企業の人事担当者から聞こえてくる話は少し違います。
「マッチングアプリは危ないもの、という感覚はもう古いですね」
「今は会社として紹介するケースが増えているんですよ」
そう話してくれたのは、某大手の人事部長Sさんです。
実際、“若手社員の定着支援”や“ライフプラン形成”の一環として、提携サービスを“福利厚生”の一つとして提供しており、会社が一定の基準で選定したサービスで、“他の大手企業でも利用が広がっている”ことから、社員にとっても“安心して利用できる仕組み”になっているのだとか。
最近結婚した人に限ると、約3組に1組がマッチングアプリで出会ったという調査もあります。さらに20〜30代では、「恋人との出会いのきっかけ」としてアプリが職場や学校を上回るケースも珍しくありません。
若手社員に話を聞いても、「アプリで出会いました」は、もはや「会社の同期です」と同じくらい“自然な自己紹介”です。
むしろ、「職場恋愛は人間関係が複雑になる」「価値観の合う人と効率よく出会いたい」という考え方のほうが一般的になりつつあります。
ただし、興味深いのは出会い方が変わっても、結婚後の悩みは昔とあまり変わらないことです。
コミュニケーション、お金、家事分担、子育て、キャリア観。
悩みの中身は今も昔もほぼ同じなのだとか。
出会いはデジタル化しても、結婚生活は極めてアナログ。
時代は変わっても、“人と人との関係づくり”だけは昔から変わらないのかもしれませんね。

















