人は何のために働くのか。仕事を通じてどんな満足を求めるのか。時代の流れとともに変化する働き方、そして経営手法。その中で「従業員満足度」に着目し様々な活動を続ける従業員満足度研究所株式会社 代表の藤原 清道(ふじわら・せいどう)さんに、従業員満足度を上げるためのノウハウをお聞きします。
第135回 結論を出さない「モヤモヤ」に価値があるメディア

安田さんはもうポッドキャスターとして生きていらっしゃいますよね。すごく楽しんでいるのが伝わってきます。実は私もPodcastをやってみようかなと考えていまして。

そうそう。でも音声番組は極力編集せず、生でお届けするのが基本。できることといえば多少間を詰めることぐらいなんですよ。編集が効かない分、その人の考えの浅さや深さがそのまま出てしまう。日頃から深く物事を考えている藤原さんにはとても合うと思います。

いずれ音声の方に重心がシフトしていく気がしますよ。私もずっとメルマガを書いてきて、Podcastはまだその半分の15年なんですけど、だんだん音声に偏りつつあって。文章ではどうしても伝わらないことが、生の声だからこそ届くことがある。

ははぁ、なるほど。確かにYouTubeはテーマを決めて体系的にまとまったことを話すイメージがありますけど、Podcastは必ずしもそうじゃなくていい。考えて結論が出ないまま、「こうかもしれない」というプロセスがそのまま表現できるのがいいなと。

おお、いいですね。テーマはやっぱり「労働と美の一致」ですか。

まさにその辺りです。メルマガは経営者向けに書いているんですけど、Podcastではあえて経営者言語を使わずにアプローチしたいなと。去年文学フリマを見に行って、いろんな立場で仕事に向き合って苦悩している人たちの本に出会って考えたんですけど、雇われている方やフリーランスの方にもっと届けられることがありそうだなと。

むしろしちゃいけないくらいで。15年やってきて、せっかく聞いてくれているからとオチをつけようと頑張っていた時期もあるんですけど、「取り留めのない話をしちゃったな」という回の方が「あれはよかったよ」と言われたりするんですよ(笑)。
対談している二人
藤原 清道(ふじわら せいどう)
従業員満足度研究所株式会社 代表
1973年京都府生まれ。旅行会社、ベンチャー企業を経て24歳で起業。2007年、自社のクレド経営を個人版にアレンジした「マイクレド」を開発、講演活動などを開始。2013年、「従業員満足度研究所」設立。「従業員満足度実践塾」や会員制メールマガジン等のサービスを展開し、企業のES(従業員満足度)向上支援を行っている。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

















