「日本一高いポスティング代行サービス」を謳う日本ポスティングセンター。依頼が殺到するこのビジネスを作り上げたのは、壮絶な幼少期を過ごし、15歳でママになった中辻麗(なかつじ・うらら)。その実業家ストーリーに安田佳生が迫ります。
第178回 経営者・中辻麗の仕事とプライベートの切り分け方は?

うーん、どうかなあ。…あんまり変わってない気がします(笑)。社員時代も休日にお客様から電話があれば普通に出てましたから。とは言え、今は残業手当が出ない立場なので、今日中にやらなければいけないタスクが終わるまでは仕事を続けるっていうスタンスですね。

仰るとおりです(笑)。というか私ね、極端に言うと1週間のうち月曜〜金曜までは、本当に24時間ずっと仕事していてもいいと思っていて。平日は120%仕事を頑張るからこそ、土日は120%で遊びたいんです。

そうですね。社員の時もバリバリやっていましたけど、それはあくまでも就業時間内だけ。というのも私、以前の対談でもお話しましたが、ダラダラ残業している人って一番仕事ができない人やって思っているんですよね。

そうそう。でも残業をすると、疲れるし眠くなるしお腹も空くし…とどんどんパフォーマンスが下がるのに、給与は1.25倍になる。これってめっちゃおかしな話じゃないですか。なので、定時内にタスクを終わらせられる人が一番優秀な社員だっていう風に思っていました。

平日は確かに曖昧ですね。というか、私がまだ現場にまるっと足を突っ込んでいる状態なので、日中に未来のビジョンとか新しい施策とかを考える時間はなかなか取れない。プライベートとの境目というより、現場との境目がまだ曖昧って感じです。経営者としてはあんまりよくないことだとは思うんですけど…。

仕事のことを考え出しちゃうと、たとえ休日でも「仕事脳」になってしまうじゃないですか。そうなると、一緒にいる家族への対応も雑になっちゃうので。そういう意味でも、平日と土日は、ある程度しっかり線引をして切り分けるようにはしています。

ありがとうございます(笑)。でも逆に四六時中仕事のことを考えられる人って、すごい才能やなぁと思いますけどね。私は仕事ももちろん好きですけど、仕事と同じくらい遊ぶのも好きなので、プライベート時間は遊びにどっぷり集中したい派ですから(笑)。

なるほどなぁ。中辻さんってきっと、仕事とプライベートの切り替えが上手なんでしょうね。

切り替え上手なんかどうかはわかりませんけど、正直、お休みの日にはあんまり会社の近くにも行きたくないんですよね。行っちゃうと「ちょっと会社寄ってこうかな〜」って仕事のことを考えてしまうんで(笑)。

あら、本当ですか(笑)。でもだから私、経営者に向いてないなぁと思っちゃうんですよ。だってほとんどの経営者さんたちって四六時中仕事のこと考えてるっていうじゃないですか。私はドラマ見てる時はドラマのことしか考えてないですもん(笑)。
対談している二人
中辻 麗(なかつじ うらら)
株式会社MAMENOKI COMPANY 専務取締役
1989年生まれ、大阪府泉大津市出身。12歳で不良の道を歩み始め、14歳から不登校になり15歳で長女を妊娠、出産。17歳で離婚しシングルマザーになる。2017年、株式会社ペイント王入社。チラシデザイン・広告の知識を活かして広告部門全般のディレクションを担当し、入社半年で広告効果を5倍に。その実績が認められ、2018年に広告(ポスティング)会社 (株)マメノキカンパニー設立に伴い専務取締役に就任。現在は【日本イチ高いポスティング代行サービス】のキャッチコピーで日本ポスティングセンターを運営。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

















