「たまにはマーケティングの話をしよう!」【読むPodcast | ゲリラマーケティング】

第526回「たまにはマーケティングの話をしよう!」
ということで、病気と商品の関係について深掘りしました。

そこには驚きの共通点があったのです。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

ダイエットまっただ中です、金子亜佑美でーす。

安田

安田佳生でーす。

栃尾

始めたの?

金子

始めました(笑)体がやばくて、はい。

栃尾

(笑)

安田

若いとさ、ダイエットして体重が減ると、かっこよくなるじゃないですか。

栃尾

ああ。

金子

うーん、そうですね。

安田

僕の年になると、なんかね、単に体重が減ると、かっこ悪くなるんですよ。

栃尾

ああ、並行して鍛えたりしないと、ってことですか?

安田

鍛えるっていっても、やっぱり若い人のような筋肉のつき方しないんで、いびつになるわけですよ。

栃尾

ふーん、そうなんだ。

金子

へぇ~。

安田

そうなんですよ。太っても醜いし、やせても醜いし。

金子

……いやいや(笑)

安田

そんな俺っていう。

金子

いやいや。そんな俺?(笑)

栃尾

(笑)

安田

「俺」とか言ったことないのに、言っちゃいましたけど(笑)

金子

すげー(笑)

栃尾

語呂がよくて?(笑)

安田

語呂がよくて。ということで、今日はですね、「商品」と「病気」。

金子

うん。

栃尾

病気?

安田

病気ね。「病」の病気と商品の関係についてということでですね、ひさしぶりにというか、たまにはマーケティングの話しないと、「“安田佳生のゲリラマーケティング”だったんだ」ということを思い出しまして。

栃尾

忘れそうになってました(笑)

安田

はい。

栃尾

そうでした(笑)

金子

はい。

安田

「安田佳生の来世相談」みたいになってるんで。

栃尾

来世、そうですね、人生相談になってる(笑)

金子

いいですね。それはそれでおもしろいですね(笑)

安田

そうなんですよね。

栃尾

病気?

金子

病気と商品について、はい。

安田

人間の科学と一緒で、医療ってどんどん発達していくわけですね。

栃尾

はい。

安田

戻るっていうことは、あんまないんですよ。

栃尾

ああ。

金子

うん、そうですね。

安田

医学っていうのは進歩していくんですね。

栃尾

覆るとかはね、たまにある。

金子

ああ、そうですね。

安田

覆るとかはありますけど、基本的には一方通行なんですね。それで、ふと気づいたんですけど、医学が進歩すると、老衰で死ぬ人は減っていくんだなあと。

栃尾

うん、そうですね。

安田

病気が解決して、老衰で死ぬ人が増えていきそうなもんだけど、実際は減っていってるわけで。

栃尾

うん。

金子

うん。

安田

なんでかっていうと、いままでは、病名がわかんないやつは「老衰ですね。お年ですからね」で済んでたものが、「これは実はなんちゃらっていう原因があって起こってる病気ですよ」みたいなことになるわけですよ。

金子

そっか。

栃尾

はい。

安田

ガンにしたってね、もともとはたぶんガンみたいなもんだったのが、場所によって名前が変わったりとか、骨にできたら、なんか、また、なんでしたっけ、骨肉腫みたいな名前とか、血液のガンで白血病とか、いろいろできていくわけです。

金子

うんうん。

安田

だから、医学が進歩していくと、必然的に病気は増えるわけですよ。

栃尾

はい。

金子

うーん、なるほど!そっか。

安田

ね。病気減りそうでしょ?進歩してれば。

金子

減りそうですね。

安田

実は増えるんだと。一方通行なんですよ。病気は増えるばっかりで、減りはしない。それも、その病気が突然現れるコロナみたいなやつもありますけど、もともとあったやつに名前がついて、たとえば、いまは「かぜ」っていうことになってるけど、「かぜのなかでも、この症状は特になんちゃら症候群と名付けよう」みたいなことになるわけですよ。

金子

うーん、なりますね。

栃尾

はい。

安田

これが商品開発に非常に似てるよなということに気づいたわけですね、私。

栃尾

ふーん。

金子

お~。というと?

安田

商品も同じで、たとえば美容師さんに髪を切ってもらうっていう、こういうお仕事というか、商品がありますよね。

栃尾

はい。

金子

うん。

安田

美容師さんにお金を払って髪を切ってもらうことに、あんまり、みんな違和感ないじゃないですか。

金子

ないですね。

安田

だけど、そういう商売がもし世の中にまだなかったらば想像つかないと思うんですけど、たとえば自転車の乗り方を教えてくれる専門家みたいなの、あるかどうか知らないですけど、あんまりピンとこないでしょ。

金子

ピンとこないですよね。

安田

近所のおじさんが「あ、じゃあ俺が乗り方教えてやるよ」みたいなことで、あとで「はい、7,000円です」みたいなこと言われても、「えーっ!?」みたいな。

金子

どきっ。

栃尾

私、取材したことあるんですけどね(笑)

金子

あれ!?いたー(笑)

安田

えっ、自転車!?

栃尾

あ、でも無料です。無料サービスで、公園でやってる、でも、教えるの専門みたいな人(笑)

金子

えーっ!

安田

つまり、なにが言いたいかというと……

栃尾

でも、プロではない。はい、すいません(笑)

金子

(笑)

安田

仕事にはですね、まだ名前がついてないお仕事と、すでに名前がついてるお仕事があり、病気と一緒ですよ。

金子

うーん、なるほど。

安田

まだ名前がついてないやつは、病気とは認定されてないんで、病気じゃない、「老衰です」みたいなことになるわけですけど。

金子

うんうん。

安田

同じように、まだ商品として名前がついてないと、それに対してお金を払うということの合意がとれてないわけですよ。

栃尾

はい。

安田

いまはたまたま美容師さんとか、お笑い芸人とか、歌手とかが、商売としてみんなに認められてるんで、「歌を歌ってお金を稼ぐ、ああ、そういう人もいますよね」みたいな感じですけど、単にそれは、その商品がいますでに発見されて、認知されてるっていうだけだなと。

栃尾

はい。

金子

うん。なるほど。

安田

つまり、もう1回歴史を巻き戻してね、2000年ぐらい前からもう1回、人間全員が記憶喪失になってやり直したとしたら、いまある病気とちがう病気がたぶんいっぱいあって、いまある病気がなくなってる可能性もあるわけですね。

栃尾

うん。

金子

ん~。

安田

商品もそれとまったく一緒ってこと。

金子

なるほどー。名前つけちゃえばお金取れちゃう、みたいな?

安田

名前つければ、まず商品としての第一歩。

金子

第一歩か、なるほど。

安田

だけど、たとえば病気だったら名前つけるだけじゃなくて、それが病気と認められる条件があると思うんですね。たとえば、それが起こる原因があって、「こういう条件だと、ある一定の確率以上でこうなる」みたいなのとか、「症状が共通している」とか、「それがなんらかの学会で認められる」みたいなのがたぶんあるんだと思うんですけど、商品でいうと、商品そのものになんらかの価値を感じるから、たぶんお金を払うと思うんですね。「それにお金を払う価値があるよね」っていうことをある一定数の人が認めると、商品になるのかなと。

金子

なるほどー。いろんな商品が生まれそうですね、そう考えると。

安田

そうなんです。よく喫茶店とレンタルスペースの話するんですけど、喫茶店にコーヒーがあってお金を払うから、これ、喫茶店の商品なんですけどね、だけど、そこでしか味わえない、すごいおいしい、香り高いコーヒーだったら、これ、商品っぽいじゃないですか。

栃尾

はい。

金子

うん。

安田

だけど、打ち合わせする場所がなくて、喫茶店行ったついでに、なにも頼まないわけにいかないからコーヒー頼んで、しかも、そこのコーヒーが大しておいしくなくて、ほとんど口つけずに出てきたとしたら、お金を払ってるのはコーヒーなんだけど、「それ、商品なんだろうか?」って感じ、するでしょ?

栃尾

はい。

安田

商品として、お客さんがお金払ってんのは場所代なわけですね。

栃尾

うん。

金子

うんうん。

安田

たとえば、喫茶店はコーヒーが有料で場所が無料なわけですが、レンタルスペースにもし無料のコーヒーがついてるとしたら、場所が有料でコーヒーが無料なわけですね。

金子

あ~。

安田

場所とコーヒーのセットっていうのは変わらないわけですね。

金子

変わらない、うん。

栃尾

うん。

安田

変わらないんだけれども、どっちでお金取ってるかで名前がちがいますよね。

栃尾

はい。

安田

なんでかっていうと、「喫茶店はコーヒーが有料だけど場所は無料だ」っていう認知をされてるからなんですよ。だから、喫茶店入ってコーヒー頼んで、伝票に場所代書いてあって、お金が請求されると、「えーっ!?」って思うじゃないですか、「喫茶店じゃないの!?」みたいな。

栃尾

うん。

金子

うん。

安田

だけど、コワーキングに行って「1時間600円です」って言われても、誰も怒らないわけです。

金子

うんうんうん。

安田

それは、「コワーキングは場所代として払うところですよ。そのかわり、コーヒーは頼まなくてもべつにいいですよ」というような価値を認知されてるからなんですね。

栃尾

はい。

安田

つまり、名前つけるってことと、その名前がついてるものは、「こういう人にはこういう価値があるんですよ」っていうことをちゃんと解説してあげて、「なるほど。だったら僕はその600円払います」みたいな人がある一定数になったときに、それが商品になるっていうことなので。

栃尾

うんうん。

金子

名前をつけて価値を説明できれば商品になる?

安田

価値を全員に認めてもらう必要はないんで、自分は月に5人お客さんが必要だったら、その5人が認めてくれれば、それは商品になるってことですよ。

金子

ふーん。

安田

だけどね、やっぱ、ほんとに名前をつけない人、多いんですよね。

金子

うん。

安田

サービスに名前をつけなかったり、どういう価値なのかをちゃんと説明してなかったり、値段をつけてなかったり。だから、買いようがなかったりするんですね。

金子

なるほど。

安田

まあ、レンタルスペースもいまはあるからみんな行きますけど、いつも使ってなさそうな隣の会社の会議室にいきなり行って「1,000円でどう?」とかって、交渉しないじゃないですか。

金子

うん(笑)

栃尾

はい(笑)

安田

それは商品になってないから買えないんですよ。買いにくい。

金子

ふーん。

安田

そんな親切なお客さん、あんまいないんですよ。

栃尾

そうですね。

金子

なるほど。

安田

ということで、ものすごいところで時間になっちゃって、病気と商品はいったいどんな関係なんだ?って感じでしたけど。

栃尾

はい。

金子

第2弾があるか。

安田

ちょっと、すごいおまとめで終わらせてください。

金子

(笑)

栃尾

えーっ、病気!?まあ、名前をつけることで認識できるし、見えるようになるっていうことですよね。買う人にとっては、そこに商品が並んでると、はじめて買えますよということだと理解しました。

安田

一方通行に増えていくってことと、実はあるんだってことです。発見するもなにも、もう、元からあるんだと。ただ認知されてないだけ。

栃尾

なるほど。

安田

ということで、本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。

*本ぺージは、2022年10月26日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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ポッドキャスト番組「安田佳生のゲリラマーケティング」は毎週水曜日配信中。

安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
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金子亜祐美
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