第93回 おすすめの余暇の過ごし方。

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自覚して生きている人は少ないですが、人生には必ず終わりがやってきます。人生だけではありません。会社にも経営にも必ず終わりはやって来ます。でもそれは不幸なことではありません。不幸なのは終わりがないと信じていること。その結果、想定外の終わりがやって来て、予期せぬ不幸に襲われてしまうのです。どのような終わりを受け入れるのか。終わりに向き合っている人には青い出口が待っています。終わりに向き合えない人には赤い出口が待っています。人生も会社も経営も、終わりから逆算することが何よりも大切なのです。いろんな実例を踏まえながら、そのお話をさせていただきましょう。

娘の中学受験を終えた今、
我が家は緊張感がなくなったというか、
喪失感らしきものが漂っています、
これを「中学受験ロス」というそうです。

なにも小学生のうちから
勉強なんてさせなくてもいいのにと思いながら、
妻から言われるまま、
夫(私)と娘(当事者)は中学受験というイベントに
強制参加となりました。

体験してみて感じるのは、
なかなか良くできた商売だなと感じます。

中学受験の10歳〜12歳というのは、
子供が親の庇護から離れ始める時期で、
親離れのときと重なります。
子供が大きくなる過程で、
親と子供が深く関わり合うことのできる
最後の期間にぴったりハマっているのです。
同じ合格という目的を持って、
子供とわいわいコミュニケーションできる。
しかも、
子供の人生のためという錦の御旗を掲げて。

これが高校や大学受験だと、
親が勉強を教えてあげられなくなるのと、
子供が時間を共有するのを嫌がるので、
こうはいきません。

しかも、結果がどうであれ、
最終的には体育祭や文化祭で味わったような
みんなよくやったよねという
大団円が待ち受けているのは決まっています。

中学受験が流行る理由は、
親の子離れしたくないという動機にあわせて、
うまく演出されているイベントだからです。
子供と深く関わりを持ちたいがために、
中学受験というイベントをつくりだして、
塾や私立中にお金を支払う。
よく考えられています。

私もこのイベントがなければ、
娘とほとんど話をしなかった
(してくれなかった)かもしれません。
そう考えると、
このイベントは楽しかったですし、
家族で「中学受験ロス」に陥るのもわかります。

コストも時間も相当かかりますが、
家族で楽しむ期間限定のイベントと考えれば、
それはそれで面白いなと。
しかも一生に数えるほどしかチャンスがありません。
つきあわされる子供たちは幸せかとか、
行く中学のレベルがとかではなく、
家族で同じ思いを共有するために、受験する。

コロナで暇だから、中学受験!
それも楽しいものですよ。

 

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- 著者自己紹介 -

人材会社、ソフトウェア会社、事業会社(トラック会社)と渡り歩き、営業、WEBマーケティング、商品開発と何でも屋さんとして働きました。独立後も、それぞれの会社の、新しい顧客を創り出す仕事をしています。
「自分が商売できないのに、人の商品が売れるはずがない。」と勝手に思い込んで、モロッコから美容オイルを商品化し販売しています。<https://aniajapan.com/>
売ったり買ったり、貸したり借りたり。所有者や利用者の「出口」と「入口」を繰り返して、商材を有効活用していく。そんな新規マーケットの創造をしていきたいと思っています。

出口にこだわるマーケター
松尾聡史

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