塗装職人、ポスティングの先生になる。|中卒社長クボサトシ「学ナシ経営のススメ」 vol.27

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中卒の僕でも、社長になれた。
裸一貫からのスタートから年商4億円のビジネスを作り上げた「中卒社長・クボサトシ」がゆる〜く語る経営のコツ。既にビジネスを始めている方も、これから始めたいという方も、頭をからっぽにして読んでみてください。

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中卒社長クボサトシ「学ナシ経営のススメ」 vol.27
塗装職人、ポスティングの先生になる。


“中卒社長”のクボサトシです。

『学ナシ経営のススメ』では、小さな頃から学校の授業が大嫌いだった私が、どうやって年商4億円のビジネスを立ち上げたのか、その経緯やノウハウについてお伝えしていきたいと思います。

今週も、先週の続きから。

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検索順位の表示アルゴリズムが変わったこと、競合他社もホームページ集客を本格的に始めたことなどを理由に、敢えてアナログな「チラシ集客」へとかじを切ったペイント王。

とはいえ、バリバリに現場に出ている私が空き時間に配るわけですから、限界があります。一人でやっている限り、配れる枚数が二倍三倍になることはないのです。

いくら枚数あたりの反響「率」がよくても、反響「数」が増えなければ意味がありません。そこで私は近隣のポスティング会社さんにチラシ配布をお願いすることにしました。

「配る枚数が10倍になれば、反響数も10倍になるに違いない!」

そんな風にワクワクして待っていた私に届いたのは、10倍どころか、自分ひとりで配っていたときとそう変わらない反響数でした。要するに、反響率が恐ろしく低下していたのです。

今回の業者がたまたま悪かったのだろうか。そう考えて、別のポスティング会社に頼んでみたりもしました。でも結果は同じ。結局5〜6社にチラシ配布をお願いしましたが、やはり私が自分で配っていた時ほどの反響率は実現できなかったのです。

ではどうするか。私の出した結論はシンプルなものでした。

「ポスティング会社に頼んで結果が出ないなら、自社にポスティングの事業部を作ってしまおう!」

そうなのです。私が配れば高い反響率を出せるのですから、私がポスティングの「先生」となり、そのコツやノウハウを直接指導してしまえばいいのです。

私はさっそくタウンワークに求人広告を掲載し、ポスティングスタッフを採用しました。そしてエリアの地図を見せながら、「ここはこんなルートで回ってね」「こういう特徴のある家には必ず投函してね」など、細かな指導を行いました。

するとどうでしょう。私と同じとは言いませんが、高いお金を出して頼んでいたポスティング会社よりずっと高い反響率を叩き出したのです。

これだ! これからの集客は自社でのポスティングが正解なんだ!

そう手応えを得た私は、本格的にポスティング事業部に注力していくことになります。

ということで、ここで今週の「学ナシ経営のススメ」。

「人を変えるより、自分が変わる方が簡単

頼んだ業者さんが、こちらが思ったような働きをしてくれなかった。払ったお金に見合う成果を出してくれなかった。経営者になればそういう経験の1つや2つはあるものです。こういう時、業者さんを責めたり改善を強いたりしても、あまり良い結果にはなりません。相手と不毛なやり取りを続けるより、「じゃあこの際自分でやってみよう!」と意識を変えてしまった方がずっとラク。人を変えるより、自分が変わる方が簡単なのです。

ということで、また来週。

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