「病院のSNSでの発信、どうやるの?」〜お医者さんは、なやんでる。 第103回〜

第103回 「病院のSNSでの発信、どうやるの?」

お医者さん
お医者さん
父からこの病院を継いでそろそろ10年か。ここまでは何とかやってきたが、最近は患者さんの高齢化が気になってきた。
お医者さん
お医者さん
考えれてみればうちの“常連さん”は父の代からの患者さんたちだものな。もっと若い患者さんにも来てもらえる病院にならないと、この先厳しいだろう。しかし、どうしたものか。
若い患者さんへのアプローチは、むしろどんどん簡単になっているんですけどね。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
え? それってどういうこと? ……っていうか突然どなたですか。見ない顔だけど。
はじめまして。ドクターアバターの絹川といいます。お医者さんの様々な相談に乗りながら、「アバター(分身)」としてお手伝いをしている者です。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
あっ、ドクターアバターって……知り合いの医者から聞いたことがあるぞ。突然現れて、ユニークな提案をしてくる人がいるって。
はい。専門は電子カルテの導入なんですけれど、お医者さんのいろんな相談に乗っているのが楽しくて、それ自体を仕事にしちゃいまして。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
へえ、なんだか面白いね。確かになんというか、話しやすい雰囲気だものね。……で、さっき言ってたのはどういうこと? 若い患者さんへのアプローチは簡単だって話。
そうですね。簡単っていうと語弊がありますけれど、その気になればアプローチする手段はたくさんありますよってことが言いたかったのです。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
いや、そもそもその「アプローチ」っていうのがピンと来ないな。病院の広告を出すとか、看板を設置するとかそういうこと?
いや、そうではないんです。病院の場所や科目を大きく宣伝した所で、特別若者に訴求できるわけでもないでしょう?
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
うん、そうだよね。だからこそどうしたらいいかわからないんだよ。
わかります。病院の事業はずっと“待ちのビジネス”でしたから、何を発信していいかわからないんですよね。逆に言えば、その発信が上手にできれば、周りの病院と差をつけられる。
絹川
絹川
で、このオンライン時代、何かを発信するツールはたくさんありますよね。TwitterにInstagram、You Tubeもあります。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
ああ……うーん。だってそういうのは若者が“遊び”で使うものでしょ?
そういう見方もできますが、視点を変えれば「若者が使っている場所に無料で情報発信ができる」ツールです。実際、いまは頻繁にツイートをしたり動画配信をしているお医者さんも増えてきていますよ。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
うーん、何となく言いたいことはわかるけど。でも一体何を発信したらいいの? 病院の外観や科目をPRしても意味がないって言ったのは絹川さんだよ。
そうですね。先生の想いを伝えたらいかがでしょうか。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
は? 私の想い?
そうです。どうして医者になったのか、どういうことを考えてながら診察しているのか、どんなビジョンを描いているのか。趣味とかの話もするのもアリですね。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
ちょ、ちょっと待ってよ。そんな話をして何になるの。患者さんが気にするのは医者の人となりなんかじゃないでしょ。
そうですか? 患者さんはけっこう、お医者さんや看護師さんの人となりで病院を選んだりしますよ。実際、いま病院に来られている高齢の患者さんたちは、お父様を慕って通っていた部分もあるんじゃないですかね。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
……まあ、そう言われたら確かにそうかもしれないけど。
ネットがなかった時代は、どんな先生が出てくるのか病院に行ってみないとわからなかったんです。でも今はそんなことはありません。「こんな医者ですよ」「こんなことを大切にしていますよ」「こんな性格の人間ですよ」とあらかじめ発信しておくことで、患者さん側もある程度安心して受診することができるんですよ。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
うーん、なるほど。一理あるかもしれない。
もちろんそういったパーソナリティに関することだけじゃなく、「こんな症状の方はぜひウチに」というように、症状などでのPRも可能です。いずれにせよ重要なのは、ネットでの情報発信は今後どんどん重要になるだろうということです。
絹川
絹川
お医者さん
お医者さん
なるほどねえ。……とはいえ、じゃあ明日からサクサクSNSを使えるかと言われると、難しい気がするなあ。……そういうお手伝いなんかもしてくれるの?
はい!もちろんサポートさせていただきます。若い患者さんの獲得に向けて、一緒に戦略を練りましょう!
絹川
絹川

 

医療エンジニアとして多くの病院に関わり、お医者さんのなやみを聞きまくってきた絹川裕康によるコラム。


著者:ドクターアバター 絹川 裕康

株式会社ザイデフロス代表取締役。電子カルテ導入のスペシャリストとして、大規模総合病院から個人クリニックまでを幅広く担当。エンジニアには珍しく大の「お喋り好き」で、いつの間にかお医者さんの相談相手になってしまう。2020年、なやめるお医者さんたちを”分身”としてサポートする「ドクターアバター」としての活動をスタート。

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