中卒の僕でも、社長になれた。
裸一貫からのスタートから年商4億円のビジネスを作り上げた「中卒社長・クボサトシ」がゆる〜く語る経営のコツ。既にビジネスを始めている方も、これから始めたいという方も、頭をからっぽにして読んでみてください。
中卒社長クボサトシ「学ナシ経営のススメ」 vol.59
脚立で死にかけた話
“中卒社長”のクボサトシです。
『学ナシ経営のススメ』では、小さな頃から学校の授業が大嫌いだった私が、どうやって年商4億円のビジネスを立ち上げたのか、その経緯やノウハウについてお伝えしていきたいと思います。
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さて、2023年になってからはペイント王のYouTubeチャンネルについて話させてもらっています。
こちらのコラムで多少なりとも興味を持ってくださった方は、ぜひ以下リンクより動画の視聴、チャンネル登録をお願いいたします。
さて、今回紹介するのはコチラ。【みんな知らない】脚立の上に乗るとヤバい理由という動画です。
最近はさらにDIYへの関心が高まっているようで、脚立を使う人も増えているように思います。ですがこの脚立、実は死亡事故がすごく多い道具なんです。
ちなみに皆さん、はしごと脚立の違いを言えますか?答えは簡単。「立てかけないと立たないもの」がはしご、はしごを2つ組み合わせ「自立するようにしたもの」が脚立です。逆に言えば、脚立を開けば1本の長いはしごになるわけですね。
さて、この脚立についてまず覚えてもらいたいのは、「引き戸め金具」と呼ばれるストッパーがかかっているか、使用前に必ず確認すること。これがかかっていないと上に登ったときに足が開いて転倒する危険があります。
それから、割と見かけるのが天板(一番上の踏み台)に乗って作業する方。これは絶対にやめましょう。天板上はバランスがどうしても悪くなりますし、高い位置にあるので転落した際のダメージも大きいです。
もう一つ覚えてもらいたいのが、「脚立は縦の力に対しては強いが、横からの力には弱い」ということ。動画を見てもらうと分かる通り、横からちょっと押しただけで簡単にグラグラしてしまいます。天板に乗った状態で横向きの力が加わったりするのは最悪です。一瞬でバランスが崩れ、大変なことになってしまいます。
なんて言っている私ですが、実は何度も脚立で失敗しています(笑)。今でも覚えているのが、まだ若手の職人だった頃、住宅のベランダ塗装を担当していた時のことです。
塗装を終えて下に降りる時、下にいた後輩が脚立をはしごにして立て掛けてくれました。ですが、なんとその裏表が逆だったのです!私が足を置き、体重をかけた瞬間……当然ながらはしごは「脚立の状態」に戻ろうと折れ曲がってしまい、私はベランダに宙ぶらりんの状態になってしまったというわけです(落ちなくてよかった…)。
それ以外にも、滑りやすい屋根の上で脚立を使っていて、降りる際に脚立がズルっとなって投げ出され、何とか屋根の縁につかまって九死に一生を得た、なんてこともありました。五階建てくらいの工場の屋根でした。…今思い出しても肝が冷えます(笑)。
さて、そんなわけで今回は「脚立」の使い方についてご紹介しました。
ここで今週の「学ナシ経営のススメ」。
「ものには正しい使い方がある」
脚立だけでなく、道具には常に正しい使い方があるものです。それは知識や人材、あるいはお金についても同じことが言えるかもしれません。そしてその「正しい使い方」を知っているかどうかが、経営には大切なのです。
ということで、また来週。