GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道
「シリーズ コロナ後の世界(No.5)」として、
Consumer sentiment and behavior continue to reflect the uncertainty of the COVID-19 crisis
https://www.mckinsey.com/business-functions/marketing-and-sales/our-insights/a-global-view-of-how-consumer-behavior-is-changing-amid-covid-19
欧米各国で街が再開し始めて( そのうち再びロックダウンする街が増えるかもですね)、 いわゆるNew Normalにむけて動き始めているわけですが、「 やっぱり今後も、 消費者の行動や思考はコロナの影響を反映し続けるだろう」 というのが主旨となっています。
いくつかの興味深いチャートがあるので、 これらの紹介していこうと思います。
Consumers in most countries plan to reduce holiday spending except in China.
ほとんどの国の人は、休暇への出費を減らす計画だ(但し中国を除く)
The flight to digital and omnichannel will be prevalent during the holiday season, with 30 to 60 percent of consumers across countries reporting an intent to shift online for holiday shopping.
↓
デジタルとomnichannel(オムニチャネル)
に向かう流れは休暇シーズンの行動にまで広がっている。 各国で30~60%の消費者が従来の「休暇用の出費」を「 オンライン消費」へとシフトさせるようだ
濃い紺糸が「Spend less(バケーション出費は控える)」
薄い水色が「Spend more (バケーション出費を増やす)」
を表していて
国名の隣の数値が「Net intent(2つの差分)」です。
ざっくりと次のことが読み取れます。
・Indiaはプラスの人たちとマイナスの人たちの2極化
・Japanはややマイナス※が多い。
・ラテン系の国々は軒並み大幅なマイナス
以前のチャート(
ついでに、欧州でもラテンアメリカでも「南系」
そしてここでも「Chinaの人たちだけ、
最後に、
ちなみに「中国は別次元だ」ということもね。
以上、数週に渡り、Mckinseyのサイトから「
本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。
小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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