GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者：小出 紘道

引き続き「働き方」とか「仕事」について、昨年世界的（西洋世界）に流行ったバズワードに関するBBCの記事を取り上げたいと思います。

今週の記事はコレ
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(https://www.bbc.com/worklife/article/20231219-ten-work-buzzwords-that-took-over-in-2023)
Ten work buzzwords that took over in 2023
2023年に流行った「仕事」に関するバズワード10

先週は「Coffee badging」について、でしたので今週は「Hush trips」の原文を読んでみたいと思います。

Hush trips（ハッシュ・トリップ）

Many workers who have been able to stay remote are taking “hush trips” to maximise their work-life balance. These secret holidays involve working from a far-flung spot without informing your supervisor or team. Around 44% of Gen Z workers admit to the practice, per an August survey from ResumeBuilder.
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リモートワークが可能になった多くの従業員は、ワークライフバランスを最大化するために「秘密の旅行」に出かけている。こうした秘密の休暇は、上司やチームに知らせずに遠く離れた場所で仕事をすることを意味する。ResumeBuilderの8月の調査によると、Z世代の約44％がこの習慣があるとのこと。

Hush trips（ハッシュ・トリップ）というwordも最近見かけるようになりました。完全にリモートワークの浸透が引き金になっています。
Hush trips（ハッシュ・トリップ）とは「あたかも自宅でリモートワークしているかのように装って、実は旅行に出掛けている」という形の、「会社に言わない隠れ旅行」のことです。

で、この旅行の形式をZ世代の半数くらいが「実際に実行」しているという調査結果も示されています。

この「Hush trips（ハッシュ・トリップ）」を成功させるコツも掲載されていました。

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The key to a successful hush trip? Adjusting your Zoom background to hide any tell-tale palm trees or pool chairs, say the survey respondents.
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秘密の出張を成功させる秘訣は、ZOOMの背景を調整してヤシの木やプールの椅子を隠すことだ、と調査回答者は言う。

まあ、そういうことですね（笑）
全体的な風潮としては「コロナ禍から継続するリモートワークをうまく活用して、会社にバレないようにプレイベートを充実しようぜ」という感じで、これが欧米でも浸透しているようです。

ここでも「会社 vs 従業員」の構造があり、かつ、「会社 ＜ 従業員」への力関係の変化が見て取れます。
最近の典型的な事例ですね。

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