【GlobalPicks/vol.113 】ウィルス後:コロナ後の世界で加速する10の消費トレンド No.4

GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜
著者:小出 紘道



引き続き、「シリーズ コロナ後の世界」と題し、Skiftというサイトから「今後消費トレンドはどう変わっていくのか?」を見ていきます。

今回の記事はコレ↓

After the Virus: 10 Consumer Trends for a Post-Coronavirus World
ウィルス後:コロナ後の世界で加速する10の消費トレンド

[https://skift.com/2020/03/17/after-the-virus-10-consumer-trends-for-a-post-coronavirus-world/]

「コロナ後の世界」10の消費トレンドリスト

1. VIRTUAL EXPERIENCE ECONOMY
2. SHOPSTREAMING
3. VIRTUAL COMPANIONS
4. AMBIENT WELLNESS
5. M2P (MENTOR TO PROTÉGÉ)
6. A-COMMERCE
7. THE BURNOUT
8. OPEN SOURCE SOLUTIONS
9. ASSISTED DEVELOPMENT
10. VIRTUAL STATUS SYMBOLS

 

先週は「4. AMBIENT WELLNESS(健康的な空気)」を掘り下げました。次に行きます。

5.M2P /MENTOR TO PROTÉGÉ(パーソナルメンター)

People will spend mindless hours online. But many of them will also yearn to use some of that time productively, and so will embrace platforms that connect them with teachers, experts and mentors in their quest to learn new skills.

あんまり頭を使わずにonline上で過ごすことが増えるはずだ 。多くの人は、 本当はonline上で過ごす時間を生産的なものにしたいと思っ ている。だから、そんな人々と、先生・専門家・ メンターとを繋いで、 新しいスキルを身につけられるようなプラットフォームが盛んになるだろう。

Onlineで何かを教える、という「教育」の形は「with コロナ」の現在、既に活況を呈していますね。
「post コロナ(コロナ後)」の世界でも、こうしたオンラインでの学びは一定の成長軌道を描くと推測できます。

ただ、VALUEの源泉が何か?という観点で見ると、「with コロナ」と「post コロナ」では様相が変化していくでしょう。

どういうことか?

人々が「在宅」を強要されながらも「学び続ける」という「with コロナ(現在)」の世界は、『ZOOMで教えますよ!』とか『自宅でもLIVEで学べますよ!』だけで勝負できる世界です。
この場合のVALUEの源泉は、「普段のリアルな場と類似した学びを、自宅でZOOMなどで提供できる」という点です。
ZOOMification(ズーミフィケイション:ZOOM化)ですね。今勝手に名付けましたけど笑

ところが、「在宅」が強要されない「post コロナ」の世界では、「普段のリアルな場と類似した学びを、自宅でZOOMなどで提供できる」という点だけでは、十分なVALUEにならないので(当たり前ですけど)、別のVALUEが必要です。

「デジタル」「PC」「WEB」「IT」に関するスキルの習得をオンラインかつLIVE学習で「伴走」すること、「post コロナ」の世界でVALUEになりそうです。

「YouTubeチャンネルを開設&コンテンツの制作」の伴走
「ShopifyでECサイト立ち上げ」の伴走
「Adobe Creative Cloud使いこなし」の伴走
「DTM制作」の伴走
「企画書作成」の伴走
「エクセルの達人になる」ための伴走
「読まれやすい文章を書く」ための伴走

など、オンライン上でスキル習得を「伴走」する。
せっかく皆んながZOOM(的なオンラインビデオ通話)に慣れてきたので裾野はずっと広がりそうです。

リアルな場所で学習するよりも、オンライン上でLIVEで習得する方が早いスキルは何か?
オンラインの方が「伴走」して伝授しやすい技術は何か?
という観点です。

これらを、ZOOMなどを活用して、オンラインで「教え」て「伴走」するような「複業」を多くの人が出来る世界観は良さげですね。
そう考えると、結局、ZOOM(的な何か)で多くの人が「複業」として「教える」ことができる「プラットフォームを作った人」が一番儲かりますね。

横道にそれまくった気がしましたが、よくよく元の「5. M2P /MENTOR TO PROTÉGÉ(パーソナルメンター)」の原文を読み返してみると、まさにそのことが書いてありましたw
どうやら、オンラインで「何か」を習ったほうが良いのは、僕の方ですね。。。

 


「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

著者情報

小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)

◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ
代表取締役社長
http://citation-sp.co.jp

◆株式会社シタシオンジャパン
取締役会長
http://www.citation.co.jp

◆株式会社 イー・ファルコン
取締役
http://www.e-falcon.co.jp

<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた)
・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった)
・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった)
・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった)
・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)

 

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