【vol.317】Z世代への究極のマーケティング・インフォグラフィック⑪

GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道


引き続き、「Z世代(Gen Z)」についての「infographic(インフォグラフィック)」記事を取り上げたいと思います。正確に言うと記事というよりも「発表されたレポート」の紹介となります。

今週の記事(レポート)はコレ

State of Student & Youth Travel Report
学生と若者の旅行に関するレポート(StudentUniverse発表)
https://indd.adobe.com/view/3dafa77f-ec4f-495a-98b0-5f689bd05a22

 

レポートの特に「infographic(インフォグラフィック)」の部分かつ、ビジネス視点での示唆のある部分を抜き出して見ていきたいと思います。

先週は、若者(Z世代)の「Return Trip(再訪の旅)」でしたので、引き続き「Destinations for the GenZ rader(Z世代の行き先)」を見ていきたいと思います。

Destinations for the GenZ rader(Z世代の行き先)

It’s no surprise Italy and Japan have scored so highly among Gen Z for their most desired travel destinations. The Land of the Rising Sun is a truly extraordinary place. The capital – Tokyo – is one of the most eclectic cities in the world, with incredible cuisine, historic sites and wonderfully bizarre fashion districts. And when it comes to Italy, the food, wine, landscapes, art, architecture and all round culture make it not just one of the best countries in Europe, but the whole world.

Z世代が最も行きたい旅行先として、イタリアと日本が高得点を獲得したのは驚きではない。日出ずる国は本当に素晴らしい場所だ。首都・東京は世界で最も多彩な都市のひとつであり、信じられないような料理、史跡、素晴らしく奇抜なファッション街がある。そしてイタリアといえば、料理、ワイン、風景、芸術、建築、そしてあらゆる文化が、ヨーロッパだけでなく世界最高の国のひとつにしている。

欧米各国のZ世代の若者が旅をしたい国として「日本」が軒並み上位に上げられています。
これまで、いわゆる「インバウンド」の上顧客として想定されていたのは、中国や台湾や韓国などの東アジア諸国の人々とされています。
円安の影響と、このZ世代のニーズも相まって、今後は欧米各国の「若い世代」が爆発的に増えそうです。

インバウンド関連企業としては、思い切って「欧米の若者」をプライマリーターゲットにするような施策でもいいのかもしれません。
これまでインバウンドの主役を担ってもらっていた「中国や台湾や韓国などの東アジア諸国の人々」向けの情報や施策は、かなり行き渡ってきた感がありますし、彼らはそれこそ「自力(自国メディアと自国代理店)」でやりくりできるようになってきているはずですので。

いずれにしても「欧米のZ世代はインバウンドターゲットになり得る」というデータでした。

 

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「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

著者情報


小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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