GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道
引き続き、「Z世代(Gen Z)」についての「infographic(インフォグラフィック)」記事を取り上げたいと思います。正確に言うと記事というよりも「発表されたレポート」の紹介となります。
今週の記事(レポート)はコレ
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State of Student & Youth Travel Report
学生と若者の旅行に関するレポート(StudentUniverse発表)
https://indd.adobe.com/view/3dafa77f-ec4f-495a-98b0-5f689bd05a22
レポートの中で、特に「infographic(インフォグラフィック)」の部分から、ビジネス視点で示唆のある部分を抜き出して見ていきたいと思います。
先週の、「Destinations for the GenZ rader(Z世代の行き先)」に引き続き、「TikTok」を見ていきたいと思います。
TikTok(Z世代のTikTok)
In a survey of thousands of Gen Z’ers the world over, we found that almost 9 in 10 are active on the platform, well over half cite it as their first choice for travel inspiration and almost half have booked travel as a direct result of content they’ve seen there.
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世界中の数千人のZ世代を対象とした調査では、10人に9人近くがこのプラットフォームをアクティブに利用しており、半数以上が旅行のインスピレーションを得るための最初の選択肢としてこのプラットフォームを挙げ、半数近くがそこで見たコンテンツを直接のきっかけとして旅行を予約していることがわかった。
冒頭の画像で示されていることは下記の通りでした。
・89%が、TikTokを通じて旅行先を見つけた
・88%が、少なくとも1人の旅行系インフルエンサーをフォローしていて、51%は3人以上フォローしている
・アクティブユーザー率が88%もある
・60%が、まず最初にTikTokで旅行のインスピレーションを得る
・40%は、TikTokコンテンツで見た直接の結果として旅先を予約した
・70%が、TikTokを旅行のプランニングツールとして活用している
Z世代にとって、TikTokの影響力がいかに大きいかを如実に表していますね。
また、旅行はTikTokをベースとして組み立てるもの、なのですね。
下記の画像からも分かるように、旅先を見つける最初のとっかかりはGoogleでもなく、Instagramでもなく、YouTubeでもなく「圧倒的にTikTok」ですね。「圧倒的に」です。
国内のインバウンド事業者で、TikTokを活用しないのは、控えめに言ってめちゃくちゃ大きなチャンスロスですね。控えないで言うとTikTok活用しないのは「死にいたる病」かもしれません。。。
本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。
小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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