♯154「別の職業の自分」

今週は!

先週に引き続き、ボクが所属するブランドファーマーズ・インク(BFI)社が主催するオンラインスクール『ブランドファーマーズスクール(BFS)』のことを書く。

ユニクロが発行しているフリーマガジン『LifeWear magazine』。最新号をぱらぱらとめくっていたら、「村上春樹に26の質問」というコーナーがあった。そのなかに「別の職業に憧れることはありますか?」という質問があって、春樹氏は「中古レコード屋は楽しそうですよね」と答えているのであるが、そう考えるようになったきっかけとして、パリで中古レコード店を営む一人の日本人との出会いを紹介している。

「その人はお店をやる前は世界中を回る中古ジャズレコードのバイヤーだったんですよ。日本のお医者さんとか弁護士とか、お金は持っていて、ジャズも好きで中古レコードを集めたいけど、時間がなくて買いに行けないって人がいるじゃないですか。そういう人からこれが欲しいって注文を取って、世界中の中古レコード屋を回って、あると電話して「あんたの探しているレコードはここでいくらで売っているけど買うか?」って聞いて、買うって答えたらコミッションを取る仕事をしていたんですよ。」(本文より)

中古レコード屋もいいが、中古のジャズレコードを探して世界中を飛び回るのも楽しそうである。村上春樹氏やパリの日本人に限らず、誰しもに胸の奥底に棲んでいる別の職業の自分がいるのではなかろうか。

さあ、何屋さんになろう。

ブランドファーマーズスクール、4月23日開講。ボクも講師をします。

https://school.brand-farmers.jp/

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