このコラムについて
世の中の情報は99%が「現在」または「過去」のものでしょう。たった1%の未来情報をつかめる人だけが、自分のキャリアやビジネスを輝かせるのです。でも、未来情報なんか手に入らないよ!と思ったアナタ。ご安心を。もしアナタが古い体質の会社に勤めているなら超ラッキー。そんな会社の経営者ならビジネスがハネるかも。
未来コンパスが、あなたの知らない未来を指し示します。
ー 第40回 「どハマりしてしまいました。~肌着類のミライも予想~」
腰ゴムを無くした男性用下着「AIRZ」にどハマりしてしまいました!
https://www.gunze.jp/bodywild/airz/boxer/
社会人になってからはCalvin Kleinのボクサーパンツ一筋でしたが、締め付けない下着とはこんなにも楽なのかと嬉しい驚きです。気づけばすべての下着が「AIRZ」になっていました。
なかでも、生地の立体接着と縫い目ゼロ設計により履き心地を追求した「AIRZ SEAM OFF」がお気に入り。風呂上がりに取り出したパンツが「SEAM OFF」だと、銀のエンゼルを当てたような気分になります笑。
技術的なことを書くと、従来のゴム無しパンツは、身体を動かすとパンツの位置がズレ易く、不快感を生じさせるという問題がありました。「AIRZ」を販売するグンゼ㈱は、腰、臀部、その中間にかかる生地の圧力に着目し、生地のズレを抑える特許を出願しています。伸縮する生地の特許などと合わせて「AIRZ」が出来上がっているのです。
特開2020-94295号(出願人:グンゼ株式会社)
【発明の名称】下半身用衣類
未来コンパスが指すミライ
私がここまで「AIRZ」にハマっている理由は、自身のアレルギー体質に関係があります。
小5の春、校庭でサッカーをしていた時に花粉症を発症して以来、いつしか万年鼻炎のようになり、乾燥する冬場は皮膚もかゆくなりがちです。
「ストレスゼロの解放感」がAIRZ SEAM OFFのキャッチコピーですが、私にとっては、冬場のかゆみからの解放です。腰回りを掻くことが無くなりました。グンゼさん、ありがとう!
ここで、願望も込めて、未来の予想をひとつ。
実は、靴下のゴムによる足首のかゆみにも悩んでいます。ゴム無しソックスをいくつか試しましたが、歩くとズリ落ちるものが殆ど。冬場は足が冷えると体調を崩すので履けません。
上記の特許はパンツに関するものですが、圧力設計の基本的な思想は靴下にも応用できるものと思います。遠くない未来にグンゼさんがARIZ靴下を作って、アレルギー体質の我々をかゆみから解放してくれるでしょう。
すべての靴下を変える準備をしてお待ちしております!グンゼさん、よろしくお願いします!!
この記事を書いた人
八重田 貴司(やえだ たかし)
外資系企業/法務・知財管掌。弁理士。
会社での業務とは別に、中小・ベンチャー企業への知財サポートをライフワークとする。クライアント企業が気づいていない知的財産を最大化させ、上場時の株価を上げたり、高値で会社売却M&Aをしたりと言った”知財を使って会社を跳ねさせること”を目指す。
仕事としても個人としても新しいビジネスに興味があり、尖ったビジネスモデルを見聞きするのが好き。
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