「遊んでいるかのように働きたい」をモットーに、毎日アロハシャツ姿で働く“アロハ美容師”こと岩上巧さん。自身が経営するヘアサロン「mahaloco(マハロコ)」には、岩上さんしか実現できない<ココロオドル髪型>を求め多くのお客様が訪れます。その卓越したビジネスセンスの秘密に、ブランディングの専門家・安田佳生が迫る対談企画です。
第107回 「相談事」に特化した美容師

私は普段「商品開発」が仕事なので、常に「商品とは何か」ってことを考えておりまして。それで例えば士業の方…弁護士さんとか税理士さんでしっかり稼げている人って、自分独自の「商品」を持っているなということに気づいたんです。

そうですそうです。一方であんまり儲かっていない人たちって、決算書作成とか契約書作成みたいな「資格に付随してくる商品」を売っているだけのことが多い。そうすると皆が皆、同じ商品を売っていることになるので、結局は価格競争になってしまって大して稼げない。

うん、そうなると思います。ちょうど最近、ウチに結婚式の2次会のご相談に来られたご夫婦がいて。新郎は過去に3回ほど、ウチでやった2次会に参加したことがあったそうなんです。

笑。ところが2次会の申込書を書いてもらっている最中に、僕が「ここは美容室でもあるので…」みたいな話をしたら、新郎が「え?!」ってめちゃくちゃ驚いた顔をしたんですよ(笑)。「言われてみれば、鏡がありますね…」って(笑)。

え、それってつまり、今まで何度か『マハロコ』に来ていたのに、そこが美容室だって気づいていなかったってことですか?!

そうなんです(笑)。彼の中では、ここは「パーティー会場」であって、もっと言えば、僕は「美容師」として認識もされていなくて(笑)。僕には「2次会をどうやって主催すればいいか」という相談とアドバイスを求めていたというわけです。

美容師だとも思われていなかったのか(笑)。ちなみに2次会の相談中に、ハウオリの提案なんかをすることはないんですか?

相手から言われない限りは一切しないですね。ただネイルのアプローチはしますよ。そもそもなんで僕が美容室で2次会をしているかというと、元々結婚式のヘアメイクをやっていたからで…みたいな物語は、必ずお伝えしているので。その中で「式当日のネイルは決まっているんですか?」みたいな提案はするようにしています。

長い肩書ですね(笑)。とは言え、2次会のご相談をされる新郎新婦さんは、当日のヘアセットやメイクなどの美容に関することは決まっているケースが多いんですよ。だから僕としては「相談の入口をいくつか持っておく」のが大事なのかなと思っています。

僕はまた特殊なんだと思います。美容師ってお客様と一生のお付き合いができる可能性があると思うんですよ。それこそライフステージが変われば、髪の悩みも変わってくるわけで。そういう視点で考えているから、他の美容師さんとは動きもちょっと変わってくる。

相談事に特化した美容師、いいですね〜。髪の悩みがある方も、2次会を開催したい方も、まずは一度、岩上さんに相談してみるのをオススメします!
対談している二人
岩上 巧(いわかみ たくみ)
アロハ美容師/頭髪改善特許技術発明者/パーソナルブランディングプロデューサー/株式会社 OHANA 代表
美容専門学校卒業後、都内のサロンに就職するも、オーナーと価値観の違いから大喧嘩し即クビに。出身地である水戸に戻り実家の美容室で勤務しながら技術を磨き、2008年自身のヘアサロン「mahaloco(マハロコ) 」をオープン。結婚式のプロデュースやイベント企画なども行うパーソナルブランディングプロデュースサロンとして人気を博す。2014 年、髪質改善技術「美髪矯正 hauoli®(2021 年特許取得)」を開発。「まるでハワイで暮らしているように」をテーマに、毎日アロハシャツを着、家族・仲間・お客様と共にハワイアンライフを満喫中。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。


















