「遊んでいるかのように働きたい」をモットーに、毎日アロハシャツ姿で働く“アロハ美容師”こと岩上巧さん。自身が経営するヘアサロン「mahaloco(マハロコ)」には、岩上さんしか実現できない<ココロオドル髪型>を求め多くのお客様が訪れます。その卓越したビジネスセンスの秘密に、ブランディングの専門家・安田佳生が迫る対談企画です。
第80回 人の印象を決めるのは髪型、化粧、服装のどれ?

前回の対談で岩上さんは、「人の印象は見た目が8割」と仰ってましたね。ちなみにその中で「髪型」ってどれくらい重要だと思われますか?

ああ、それで言うと去年「婚活セミナー」の講師として呼ばれたことがありまして。その時にも婚活センターの方が「髪型が決まってないと、プロのカメラマンが撮影した写真でもうまくいかない」なんて言ってましたよ。

やっぱりそうですか。私の知り合いに、経営者に特化した「見た目のブランディング」をやっている人がいるんですけど、最初にするのは美容室に行くことだって言っていました。つまり、何を置いてもまず髪型を整えるべきだと。

日本では昔から「一髪、二化粧、三衣装」なんて言いますよね。まず髪を整えて、それからお化粧し、最後に衣装を合わせる…。そういう順番なんです。

ウチの常連さんが旅行先で美容室に行ったらしいんですけど、「いちいち全部指示しないと何もやってくれなくて困ったわ」なんて仰ってました(笑)。

そうそう(笑)。「仕上げはどうしますか? なんて聞かれたけど、そんなことまで私が言わなきゃいけないの? タクミさんはいつも好きなようにやってくれるのに!」って驚いてましたよ(笑)。
対談している二人
岩上 巧(いわかみ たくみ)
アロハ美容師/頭髪改善特許技術発明者/パーソナルブランディングプロデューサー/株式会社 OHANA 代表
美容専門学校卒業後、都内のサロンに就職するも、オーナーと価値観の違いから大喧嘩し即クビに。出身地である水戸に戻り実家の美容室で勤務しながら技術を磨き、2008年自身のヘアサロン「mahaloco(マハロコ) 」をオープン。結婚式のプロデュースやイベント企画なども行うパーソナルブランディングプロデュースサロンとして人気を博す。2014 年、髪質改善技術「美髪矯正 hauoli®(2021 年特許取得)」を開発。「まるでハワイで暮らしているように」をテーマに、毎日アロハシャツを着、家族・仲間・お客様と共にハワイアンライフを満喫中。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。