その224「人はどうやったら満たされるのでしょう?」

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なぜこんなツマラナイものにこだわるのだろう。そういう「ちょっと変わった人」っていますよね。市川さんはまさにそういう人。でもそういう人が今の時代にはとても大事。なぜなら一見ビジネスになんの関係もなさそうな、絶対にお金にならなそうなものが、価値を生み出す時代だから。凝り固まった自分の頭をほぐすために、ぜひ一度(騙されたと思って)市川ワールドへ足を踏み入れてみてください。

「人はどうやったら満たされるのでしょう?」

「評価されたい」と思う人は多いと思います。
が、評価に満足している人は少ないかもしれません。
まぁ、つまり「(高く)評価されたい」ということなんですが(苦笑)

ところで、評価について不満を感じるというのは、結局、「思ってたのと違う」ってだけなんじゃないの!?と一周回って感じました。

思っていたより評価が低い…
◯◯万円くらい昇給すると思っていたけど、しない…
管理職になれると思っていたけど、なれない…

・・・こう書くと、勝手に期待して、勝手に不満を感じているだけにも思えますよね(汗)
まぁ、人間ってこういう生き物ですよ。
人間はさらに不思議な生き物で・・・

思っていた以上に評価してもらえた!
期待していた以上に昇給した!
昇進した(管理職になれた)!

・・・という「思っていた通り/思っていた以上」であっても、満足できないんです。
それは、同僚と比較して勝手に落ち込んで、不満を覚えたりする生き物だからです(苦笑)
同僚のことまで勝手に評価して、「あいつが◯◯なら、私の方が」となるわけですね。
あぁ、面倒くさい。

「思っていた通り/思っていた以上」の評価と待遇、そして他者と比較しても「まぁ、それなら…」と思えない限り、評価制度なんて機能しないんじゃないか!?って思えてきますよ。

人間はどうやったら満足するのでしょうか?
どうやって折り合いをつけていくのでしょうかね?
ずーっと不満を感じ続ける人生って、辛いですよね。
適当に折り合いをつけられる人の人生の方が、幸せって可能性もありますよね。
まぁ、それぞれの人生の幸せを比較することなんてできませんけど。

そう言えば、先日、友人とロードバイクの話になって、そこにいた人は全て100万以上のロードバイクに乗っていました。
僕もコロナ禍に10万円くらいのロードバイクを買って、すごく気に入っていたのですが・・・
不思議なことに不満を感じるようになりましたよッ!
もし、ロードバイクの話になったときに、皆が10万円前後くらいバイクのに乗っていたら、そんな気持ちにもならなかったかもしれませんね。
全く、人間ってやつは・・・

 

 

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著者/市川 厚(いちかわ あつし)

株式会社ライオンハート 代表取締役会長
https://www.lionheart.co.jp/

LH&creatives Inc.(フィリピン法人) CEO
https://lionheart.asia/

<経歴>
三重県の陶芸家の家に生まれる。
(僕が継がなかったので、父の代で終焉を迎えることになる…)
大学時代、遅めの中二病を発症。経済学部に入ったのに、何を思ったか「ファッションデザイナーになるんや!」と思い立ち、大学を中退。アパレル企業に就職。
ところが、現実は甘くなく、全く使えない僕に業を煮やした社長から、「Webサイト作れないとクビだからな!」と言われ、泣く(T_T)パソコンの電源の付け方も知らなかったけど、気合でWebサイト制作を習得。しかし、実際のところは、言い訳ばかりで全く成長できず・・・怒られて、毎日泣く(T_T)そんな頃、「デザインにも色々ある」と改めて気づいて、広告業界へ転職、広告制作会社のデザイナーとしてのキャリアをスタート。
「今度は言い訳をしない!」と決めて仕事に没頭し、四六時中仕事していたら、黒目がめくれ上がってきて、眼科医から「失明するよ」と言われ、ビビる。2004年勤務先で出会った同僚や友人を誘って起業、有限会社ライオンハートを設立(現 株式会社ライオンハート)。ところが、創業メンバーとあっさり分裂、人間不信に。残ったメンバーと再スタート。
2014年、設立10周年を機に、創業メンバーで唯一残っていた人間を日本法人の社長にし、自身は会長になり動きやすい状態を創る。この頃からブランディングエージェンシーを名乗り始める。
2016年、フィリピン(マニラ)にITアウトソーシング企業(LH&creatives Inc.)を設立。設立準備期間から家族とともに移り住み、フィリピンで3年半を過ごす。
フィリピン人マネジメントを通して、猜疑心の塊になり、性悪説に変わる。
2019年6月、日本に帰国し、日本法人のマネジメントに復帰。社内コミュニケーションを充実させるために席替えしたり、誰も掃除しない椅子をきれいにしたり、「眠いときはしゃべった方が良いよねッ」ってスタッフに話しかけながら仕事をするなど、独自のインナー・ブランディングの理論を実験していたところ、会社の調子が上がった。そもそもブランディングってなんだ?と思っていたところに、BFIの安田さんと出会い、勝手にご縁を感じてコンサルを受けてみる。そしたら安田さんに誘われ、2020年、anote konoteに参加することに。

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