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なぜこんなツマラナイものにこだわるのだろう。そういう「ちょっと変わった人」っていますよね。市川さんはまさにそういう人。でもそういう人が今の時代にはとても大事。なぜなら一見ビジネスになんの関係もなさそうな、絶対にお金にならなそうなものが、価値を生み出す時代だから。凝り固まった自分の頭をほぐすために、ぜひ一度(騙されたと思って)市川ワールドへ足を踏み入れてみてください。
「僕らは何も知らずに生きていることに気づいた」
「飛行機が飛ぶ理由について、実はわかっていない」
昔から、こういう説ってありますよね。
だから、飛行機に乗るのが怖いという人もいるでしょうね。
ただ、実際のところは、航空工学や物理学では、その仕組を十分に説明できるらしいですね・・・
考えてみたら、我々人間って、自分自身がよくわかっていない物事に囲まれて生活していませんか?
ほとんどの人はベルヌーイの定理もニュートンの法則も知らずに、飛行機には乗っています。
電子マネーについても、非接触型ICのことや、電子マネー決済のビジネス構造も知らずに毎日のように使っています。
そもそも、インターネットのことも、電気のこともよくわかりません。
サイゼリアの厨房では火や包丁を使っていないということを知らないけど、ミラノ風ドリアは注文します。
「知らないから不安」と言う人は多いですが、考えてみたら、自分の周囲はよくわかっていないことばかりです。
そんな人は、「自分の周囲には知らないことしかない」と気づいて不安にならないのでしょうか?
発狂しちゃいますよね。
そもそも、自分自身のこと、人間という生き物について言えば、「自我や心がどこにあるのか?」だってわかっていませんからね。
全身麻酔については、麻酔が効く原理について明確にされていないそうですね。
そんなものを使っているって怖いですが、当たり前に使われていますよね。
我々は、なんという世界に生きているのでしょう。
恐ろしいですよね。
ところが、何もわからなくても、案外大きな不安を感じずに、能天気に生きていられるものです。
実は、「知らないから不安」については、すでに克服できているのかもしれませんよ。
こんなことばかり考えているわけですが、保育園の頃、布団に入ってから「僕を僕と認識しているのは誰/何なんだろうか?」と考えながら、脳を疲れさせて!?眠っていたことを思い出します。
その結果、こんな大人(ピンク頭)になってしまいました。
・・・あんまり深く考えない方が良かったのかもしれません。
著者/市川 厚(いちかわ あつし)
株式会社ライオンハート 代表取締役会長
https://www.lionheart.co.jp/
LH&creatives Inc.(フィリピン法人) CEO
https://lionheart.asia/
<経歴>
三重県の陶芸家の家に生まれる。
(僕が継がなかったので、父の代で終焉を迎えることになる…)
大学時代、遅めの中二病を発症。経済学部に入ったのに、何を思ったか「ファッションデザイナーになるんや!」と思い立ち、大学を中退。アパレル企業に就職。
ところが、現実は甘くなく、全く使えない僕に業を煮やした社長から、「Webサイト作れないとクビだからな!」と言われ、泣く(T_T)パソコンの電源の付け方も知らなかったけど、気合でWebサイト制作を習得。しかし、実際のところは、言い訳ばかりで全く成長できず・・・怒られて、毎日泣く(T_T)そんな頃、「デザインにも色々ある」と改めて気づいて、広告業界へ転職、広告制作会社のデザイナーとしてのキャリアをスタート。
「今度は言い訳をしない!」と決めて仕事に没頭し、四六時中仕事していたら、黒目がめくれ上がってきて、眼科医から「失明するよ」と言われ、ビビる。2004年勤務先で出会った同僚や友人を誘って起業、有限会社ライオンハートを設立(現 株式会社ライオンハート)。ところが、創業メンバーとあっさり分裂、人間不信に。残ったメンバーと再スタート。
2014年、設立10周年を機に、創業メンバーで唯一残っていた人間を日本法人の社長にし、自身は会長になり動きやすい状態を創る。この頃からブランディングエージェンシーを名乗り始める。
2016年、フィリピン(マニラ)にITアウトソーシング企業(LH&creatives Inc.)を設立。設立準備期間から家族とともに移り住み、フィリピンで3年半を過ごす。
フィリピン人マネジメントを通して、猜疑心の塊になり、性悪説に変わる。
2019年6月、日本に帰国し、日本法人のマネジメントに復帰。社内コミュニケーションを充実させるために席替えしたり、誰も掃除しない椅子をきれいにしたり、「眠いときはしゃべった方が良いよねッ」ってスタッフに話しかけながら仕事をするなど、独自のインナー・ブランディングの理論を実験していたところ、会社の調子が上がった。そもそもブランディングってなんだ?と思っていたところに、BFIの安田さんと出会い、勝手にご縁を感じてコンサルを受けてみる。そしたら安田さんに誘われ、2020年、anote konoteに参加することに。