第75回 「効果的な集客方法を知るためには?」
お医者さん
うーん、最近患者数が伸び悩んでるな。クリニックのポータルサイトからの流入もほとんどなくなってしまった。
お医者さん
手を打たねばならないが、何からやればいいかよくわからない…。
確かに今はいろんな集客方法がありますもんね。
絹川
お医者さん
そうなんだよ。選択肢が多いのはいいことだけど、素人にはなかなか決断しづらいよね。って、あなたは確か……
ご無沙汰しております。ドクターアバターの絹川です。お医者さんの様々な相談に乗りながら「アバター(分身)」としてお手伝いをしている者です。
絹川
お医者さん
ああ、そうだそうだ。ドクターアバター。でもいいところに来てくれた。これからはどんな集客がいいのか教えてよ。
うーん、それで言うと、全部でしょうね。
絹川
お医者さん
全部!?
ポータルサイト、リスティング広告、SNSにGoogleMAP……いろいろある中で「これだ!」というものが見つかれば簡単ですが、なかなかそうもいきません。
絹川
お医者さん
いや、だからって全部なんて言われても、そんな時間も予算もないよ。
もちろん同時にすべてやりましょう、という話じゃないんです。一つ一つ試してみて、効果を検証しながらベストな集客を見つけていこう、ということなんです。
絹川
お医者さん
検証?
そうです。先ほど挙げたのは基本的にネット上で行う集客で、比較的カンタンに切り替えられます。ですから、例えば「ウチはInstagram一本で行くんだ!」と限定したりせず、Facebook広告をやってみたり、リスティングを打ってみたり、いろいろやってみた方がいい。
絹川
お医者さん
ふむ。ともあれ、どうやって検証するの? PVとかコンバージョンとか、そういうのよくわかんないんだけど。
一番シンプルで、かつ効果的な方法がありますよ。
絹川
お医者さん
え、それはどんな方法? ぜひ教えてよ。
簡単です。新規の患者さんに、何を見て来られたのか聞けばいいんです。
絹川
お医者さん
えっ。病院なのにそんなこと聞いていいの?
ダメな理由はありませんよ。病院だって民間企業なんですから、ユーザーの意識調査はちゃんとやるべきです。もちろん聞かれた患者さんが負担に思うような聞き方はダメですけど。
絹川
お医者さん
なるほど…確かにそうか。
ええ。いろいろな集客を試しながら、実際に効果があるものを探していくんです。もっとも、この地域の場合は、ネットだけじゃなくチラシやDMなんかを検討してみてもいいかもしれませんね。
絹川
お医者さん
ああ、確かにまだまだ「ネットより紙」って人は多いかも。高齢者ほどそうだよね。
ええ。いまはネットプリントで安く印刷して、そのままポスティングを頼めるサービスもいっぱいありますから。そういうものも試しにやってみるといいと思いますよ。
絹川
お医者さん
なるほどなるほど。いろいろ「試す」ってことが大事なんだね。ありがとう!参考になったよ!
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医療エンジニアとして多くの病院に関わり、お医者さんのなやみを聞きまくってきた絹川裕康によるコラム。
著者:ドクターアバター 絹川 裕康
株式会社ザイデフロス代表取締役。電子カルテ導入のスペシャリストとして、大規模総合病院から個人クリニックまでを幅広く担当。エンジニアには珍しく大の「お喋り好き」で、いつの間にかお医者さんの相談相手になってしまう。2020年、なやめるお医者さんたちを”分身”としてサポートする「ドクターアバター」としての活動をスタート。