この記事について
半世紀も生きてきますと、【ことわざ】の持つ意味が、より深く染みるようになりました。昔の人はうまいこと言ったもんだなぁと、しみじみ。時代の転換期、大きく世の中が変わってゆく中でも、人やこの世の本質的な部分は、案外変わらなかったりします。結構スルドイところを突いてくるのです。
本日のことわざ
「勘定合って銭足らず」
本日のことわざ【勘定合って銭足らず】理論と実践とが一致しないというたとえ。
「帳簿の上では合っているのに、実際のお金は足りてない」というところからきてることわざだな。
実際、理論で何でもうまくいくのなら、誰も苦労しないよww
そらそーだ
これさ「実際は理屈通りにいかないもの」みたいなニュアンスで使われたりもするけれど、ホントそのままの意味【帳簿上は合っているのに現金が足りてない】というのは、現代のビジネスにも通じている!
確かに☆
結構多いみたいだよ、黒字倒産。
「どうして黒字なのに倒産するの!?」って思ってしまうよね、フツーは。
私も実際に自分で経営をするまでは、全くわからなかった。
キャッシュフローが大切な意味、わかったかな☆
うん!今はよくわかる(しみじみ)
うんうん
貸借対照表、損益計算書だけで判断していると実は危なかったりするのよね。
だから財務三表と呼ばれるものには、キャッシュフロー計算書もついてる。
実際の現金の動きこそ、大切!
キャッシュフロー計算書は2000年3月期から日本の上場企業に開示が義務付けられたんだよ。
へえ~割と最近なんだね。まあ、、、20年以上経っているけどww
会社はさ、現金があれば赤字出してもすぐには倒産しないんだよ。
逆を言うと、黒字が出ていても現金がショートするとアウト。結局、売掛金の回収ができないとダメだから。
アナタの業界、末締めの翌々月10日支払いとか、多いよなww
そうなんだよ!請求書出しても早くて入金までひと月のところが多い。なのに、最近は特に工事がらみの高額な仕入れは先払いだったりする。材料と人件費と諸々の経費も先払い、、、しかも、予定納税とかさ!もうほんんっと、運転資金がある程度ないと会社って回らない。
資金繰り~
資金繰り、、、社長さん達がよく言ってた意味が分かった私です。あともうひとつ、、
?
むかし、桃伝(桃太郎電鉄というゲーム)をやっていたときに、ボンビーがさ「社長のために物件売ってきたのねん!現金ないと倒産こわいねん!」と言ってせっかく手に入れた物件を勝手に売ちゃったりするので、「まじかこいつ!!」と、腹を立てていたけど、、、
けど?
あれから30年、、、ボンビーの言動は何気に確信をついていたなと!
フフフ、そうだね☆
著者について
黒須 貴子(くろす たかこ)
https://tempurayama.com/
数々のアルバイトや専業主婦などを経て、消防設備の会社を設立。下請けからの脱却、女性消防設備士の登用など、難題に直面してきた経験をシェアして生かせる〈社長峠の茶屋〉を始める。学生時代はパンクロッカー、現在はヴィジュアル系のキャンサーサバイバー。