「中小企業社長です。社員に株式を持たせたるべきでしょうか?」(音声はこちら)
資本主義における株式会社制度。投資と労働の分離を、日本人はどうとらえているのでしょうか。

さあ、もういいです、質問いきましょう。「株式について」という形で質問来ておりまして、結構大雑把と言ったら失礼ですね、抽象的な質問です。「そもそも株式についてあまり理解していないので教えてください」というところから始まっておりまして。中小企業社長です。社員に株式を持たせたいのですが、どうすればいいですか?

なる人が多い。分かんなくなっちゃうんだろうね。当たり前に株主が社長だったりするじゃん?中小企業で、特に初代で独立する人は。「社員にどうやって持たせればいいですか?」っていうのは、売りゃいいんじゃないの?

だから、何のために持たせるかっていうか、株とは、労働と資本を分離したんですよ。株式会社制度っていうものはさ、「資本家がお金出す、働かす」ってことじゃん?労働者に。それが社長も労働してるからごっちゃになってるわけで、まず資本金は多分用意されたんでしょ、その質問してくれた人は。

そうそう。で、オーナーとしてそこに投資したってことは、投資家なわけじゃん?株主って何だっていったら投資家なんで。そこで投資家として自分の会社に投資して回収するわけなんで。そのほうが投資効率が良いのか悪いのか知らないけど。ってことを考えなきゃいけないと思うんだよ。回収は本来配当、あるいはバイアウト。その株を誰かに売ると。もちろん売ったほうが回収は多分早いよね。だから、経営者としての報酬は給与でもらってるわけじゃん?労働の対価っていうか、経営の対価っていうか。まあ、経営っていっても中小企業だと社長も労働ばっかだから、労働の対価として給与もらいます、それが自分がオーナーであるからもらえてるとしたらオーナーである必要はあるけど、例えば誰か株主が変わったとしても、それぐらいもらえる働きをしてるんだったら売ってもいいよね。っていう感じ。

でも、金融の国っていうか・・・これって、やっぱさ、日本人はなんとなく馴染まんのよね。やっぱ身売りみたいに、会社売るとかじゃなくてさ、経営とやっぱ一体化してて、それが良いとか悪いとかじゃないけど、資本主義だからあくまで、って考えると、やっぱり株式会社制度っていうのはそういうもんだっていう捉え方を、投資家と労働者の分離、で、会社は売れるし買えるっていうことを考えるのがまずベースなんじゃないかと。

資本主義における株式会社という見方をするんであれば会社も箱であって、それを投資してるオーナーであれば、その箱自体を売ったり買ったりするっていうのは普通の考えだよね、っていう常識があるが、根付いてないよね、的な話ですよね。

そう。だから、100年企業が多いっていうのは、それは良いとか悪いとかではなく、それを分離をせず一体として一族でやってきてるから長い企業が多いっていうのも1つの側面ではあるよね。どっちを目指すかだよね、でも、大資本に売るとかいうことで100年続く会社ができる可能性もあるけど、中小企業は潰れるわけじゃん?

雑に言うと中小企業は潰れるんですよ、だって、5年で何パーとか減るわけだからさ。ってことは潰れるじゃん?じゃあ、潰れないにはどうするかなのか。まぁでも、ビジネスモデルもどんどん変えていかないと残らないだろうしね、だから、良いときに売っちゃうっていうのもね。

「持たせたい」っていうところがまず違って、アウトカム何だよって話もあるけど、社員は持ちたいの?っていうのもある。持たせるってことは、贈与すんなら別だけど、「くれるんならもらうよ」なのか、だけど、社員も投資家って側面があるわけじゃん、ある意味。それをその会社に投資させるのか、あるいはキャッシュをどこか別の会社に投資するかもしれないし。
・・・次回へ続く・・・