
そう。今話したメリットを全部取りたければシンガポールの居住者にならなきゃいけないから。まあ、シンガポールだけじゃなくてもいいけどね。そうすると、「183日ルール」とかもあるけど、実態基準なんで。実態がちゃんとあるのか。家族も全部移って向こうで生活してるか、みたいなことができれば今のメリットは全部得られる。けど、なかなかそれが難しくて、「日本に居るんだけどシンガポールに会社持てないか?」ってだいたいみんな考えるわけだよね。

そうそう。でも、それはダメだし、ダメだから日本側の居住者のまま会社を向こうに持てば何とかなるんじゃないかって思うんだけど、実態がないとダメだよって話。だから実態があればいいですよ。例えば飲食店やってるとか美容室やってるとかっていうので向こうの経営者と、向こうに誰か社長を置いて、誰か働かせて、その株主であればべつに問題はない。ダミー会社だと「向こうに利益落としてんでしょ?」っていって日本側で課税される。だから、シンガポールで10%しか課税されなくても、残りの、法人税が30%だとしたら、20%は日本でプラスで税金納めろって言われるから、全然意味ないんだよね。それがタックスヘイブン対策税制。

あんまり利益を向こうに付けすぎると、また別の移転価格税制ってあんだけど、まあ、マニアックだからあれだけど、「それはねぇだろ」みたいな取引は、シンガポール側に利益がめっちゃ出て日本は出ないよ、みたいな。

要するに他の会社に売ってるような額で売ってれば問題ないけど、っていう色んなハードルがあるなっていうふうに思ってて。相続税対策では行ってた人もいるけど、まあ、海外居住期間が5年だから行けたけど、10年以上居なきゃいけなく改正されたから、10年以上居て……ってなかなか厳しいよねっていう。

ただ、リスクが低い分リターンも低いとは思いますけど。皆さんの中小企業はリスクが高いから、役員給与とかリターンも高いとは思うけどね。なので、これから100年生きていくような時代の中で、中小企業で退職して、退職金もらって、運用もせずにまた35年経過とか、65歳で引退したら生きれんの?って考えると結構キツくね?って思ってて。そうすると色んな複数のレイヤーで稼いでいかなきゃいけないから。

ああ、まあそうですね。最終的に食えなかったらそれかもしれないけど、そうじゃなくて、仕掛けられることって、今、種銭があるうちだろって思ってるんで。そこがやっぱ面白いなと思って、海外に投資しろっていうだけじゃないけど、日本の調達天国な、今ボーナスステージだと思うから。