ちょっとだけ、ちょっとだけ(笑)よくサラッと言うじゃないですか、「法人にして退職金保険で」とか。
前回も言ったと思うけど、税率差しか節税ってないと思うんだよね。
節税は税率差であると。
税率の差じゃん。そうすると、今50パーセント取られてるのは、個人だとどうにもならないから、そうすると、法人にすることで時期をずらすっていう。ここでずっと利益が出んなら生命保険の節税もアリだとは思う。清算のイメージだから、退職まで節税の保険でやっといて、最後に解約返戻金をもらったときに退職金とぶつけて、トータルではタックスを減らすっていうことは、戦略上、いつも保険、あれだけど、こういう人であればアリはアリ。
そこもはじめに言った税率差を使ってるってことですね。
そう。税率差。最後は25パーでなくなるから。で、個人に移転するから。もっと言えば、子どもがいるんだったら、その法人の中にキャッシュ残しといて、子どもにもう相続を終えてる状態にしてもいいし、老後は子どもから仕送りもらって生きてってほしいと。
なるほどね。
だから、人の生き方によって、100年生きるどうのこうのはあるけど、少なくともタックスはミニマムにすべきだろうね、こういう場合は。個人のほんと問題だから、無駄な税金は払っちゃいけないと思う。
こういう相談来たときに、基本的な原則の考え方は、タックスをまずミニマムにして、どう相続していくかですかね。
いや、基本的な考え方は「どうやって死にたいか」だよね(笑)
さも大きいところがね(笑)
いや、だけど、「税金こわい」で生きてるよりは「税金払えやいいじゃん」っていう答えはもちろんあるけど、何がしたいのかを確認するから見えないけど。
そこは一概には言えないですよね。
なんか大久保先生、FPみたいな感じのことも言えるんですね。
え?エフピー?
ファイナンシャルプランナー。
ああ、それね。
海外にちゃんとした……今の語弊があるな、日本にいないみたいなことになるんで(笑)
ディスるね(笑)
違う違う違う。それは私の表現が悪いんで。
日本のFPなんてクソみたいなもんだって(笑)
いやいや……ありがとうございます(笑)
だって、食えるやついないじゃん、あんなの。海外はちゃんとフィナンシャルアドバイザーっていて、まあ、プライベートバンカーでもそうだけど、ちゃんと運用の管理をね。今は節税で支出を抑える話だけど、やっぱ運用で「50歳から運用すべきだ」っていうことがまったく間違えてると思ってて、こっちも今度インカムのほうの設計をしなきゃいけないわけだよね。将来的に支出を抑えたものの、働けなくなったときに物に稼いでもらわなきゃいけなくなるから。
そうですよね。自分の時間を売れないわけですからね。
そう。だから、そうなると、これはちょっとリスクがあって、「何がいい」は俺はわからないけど、一般的に考えたときに株か不動産か預金なわけじゃない?
株か不動産か預金?
しかない。で、日本だとちょっと捉えにくいんだけど、みんなチャートの上がり下がりで一喜一憂して投資してるから、俺はそんなやってるわけじゃないけど、基本的に物価の上昇が2パーセントと、アメリカとかはずっとそうだから、設定した場合には、2パーずつ上がっていくってことは預金が2パーずつ減るってことじゃん?複利で。でも、日本の場合は経済成長してないから、べつに円は目減ってないと思うけど、って考えたときに、それ以上の運用をしないとお金が減っちゃうってこと。要するに、今、高い税金を払ってお金を残したのに、運用してないとそのお金って目減るよねっていう。
経済発展とともに?
そう。してない前提だからいいけど、それってUSドルと比べて本当は下がってんじゃねーの?って。だから、どこ行ったって高いしさ。世界中どこでも高いからね。
高いですよねぇ。メシ食っても高いし。
日本が安過ぎんだよ。だって、今、タイ行ったって高いっていうじゃん。
ですか。
ドバイ行ったらラーメン3,000円するよ(笑)美味くねーのにな(笑)
(笑)
日本はいい国だなって思うよね、改めて。
たしかにね。ハイボール280円ですからね。
そうだよね。海外で500円以下で、ローカルの屋台以外でさ……ローカルの屋台だって200円で飲めないよね。
飲めないですよね。
ね。1,000円はするよね。いやぁ~、すごい国だよね。
はい。ですけどね。たしかに。そうかそうか、それを前提にすると、貯蓄っていう話だと、要は……
貯蓄だと、日本だと本当に0.何パーじゃん?世界で見てもやっぱり1パーぐらいしか回らないし。「株」の中に投資の債券とかも含まれるけど、そういうのがどう置いてやっていくのか。だから、株とか債券であれば上昇と配当、あるいは未払いの収入を考えていくべきだし、不動産は賃貸収入だよね。だから、あんまり株とか配当とか不動産の価額の変動を捉えちゃうと、長期的な運用っていうのはリスクあるかなと思ってて。
ほぉほぉ。
あくまでその運用の利回りで考えるってことと、やっぱ財務は時間軸だから、早い時期に始めたほうが、きっちり運用して……2パーしか運用できなくても、2パーの複利で運用されていくから。
ああ、そうですね。複利計算ですもんね。
うん。単純に置いとくよりも、何十年も経ったときにぜんぜん額が違ってくるわけよね。だから、そういうことを考えて、さっきのフィナンシャルアドバイザーとかだと、やっぱ働き出したらすぐに運用してるもんね、アメリカの人は。
学生のうちからとか、学生を卒業したらすぐにそういうことをするんですよね、向こうって。
そうそう。日本はそれがやってないから、そういう教育もされてないし、そういう運用って観点だよね。だから、株で儲けたとか儲けないじゃなくて、今後自分が資産形成をどうしていくか。ロバート・キヨサキに聞け!っていう感じ(笑)
『金持ち父さん 貧乏父さん』ですか(笑)
まあ、あの話じゃないの。
あの話ですね、これってホントに。
インカムを増やすって意味ではね。もう守ってくれないから、今稼げてていいかもしれないけど、そういう意味ではリスクヘッジとしてそういう資産形成をしつつ、節税をしつつ、っていう感じじゃない?
ざっくり言うと、人生のゴールを決めないと何とも言えないですけど、それがあった上で節税対策と資産形成か。
まあ、あとは……
相続?
そういう意味じゃ、ひとりの個人だから、すげーリスク高いから。基本的にリスクとリターンってバランス取れてるわけじゃない?
ええ。
この人が稼げてる理由は、基本的には超リスク高いからだと思うんだよね。
なるほど。
この人が倒れたら終わりじゃん?
そうですね。
ってことは、やっぱ保険とかは考えといたほうがいいかもしれないね。ちょっと、いつもと違う感じになるけどさ(笑)でも、何かあったときに誰も助けてくれないからね。
たしかにねぇ。個人事業主、フリーランス、3・4,000万ってホント増えてるじゃないですか。ここの相談・悩みって、結構な数の人が答えなきまま、でも、目の前の時間売ってかなきゃいけないから、稼いでんだけど、どうすりゃいいんだ?みたいな、ずっと日々走っちゃってるとこありますよね。
うん。だから、ライフプランをまず考えてみて、どういう感じで死にたいかなって考えて、そのためにいくらかを計算する人はいくらでもいんだろうから。それ、たぶん、ほとんど保険屋さんで保険売られると思うんだけど(笑)
(笑)
でも、それが正しい保険ならいいしね、べつに。
たしかにね。100年時代って話で言うと、さっき言ったファイナンシャルアドバイザーですか、海外でいう、みたいなとこの設計がホントにできる専門家が出たら……
これ、だから、あれだよね、食えない税理士さんとかがやればいいよね。
ね。すごいお金になりそう。お金っていうか、助けになりそうな価値ありますよね。
そりゃ必要な人はいるよね。
だって、今の話自体がファイナンシャルアドバイザーみたいな話ですもんね。
そうだね。うん。
これ、もうちょっと個人でいったら、具体的にちゃんと聞いてあげるわけですよね。「家族どうだ」とか。
孫まではわかんないと思う。
ですよね。
まだ亡くなってないケースも多いだろうから、そうすると結構な壮大な話なんだけど、やっぱ相続対策みたいな観点で聞いちゃうとつまんない話になっちゃうから、ちょっと聞き方をね、自分の人生のプランニングを……まあ、そうやってんの、どこまでいんのかなあ。わかんねーな。
ほぼほぼいなそうじゃないですか。ホントに保険買ってるみたいな。やって退職金積立ぐらいですか。
そうね。だから、より詳細は、質問してもらえれば。
まあ、そうですね。このレベルだと、質問っていうか問い合わせたほうがいい気がしますけど。でも、非常に観点っていうか、どこをチェックするのかはわかりましたんでね。ぜひ、こういう質問ありましたら、またお待ちしております。というわけで、ファミレスからでした。
そろそろビール飲んでいいですか?
安いビールを?(笑)
安いビール(笑)たぶん発泡酒だと思うけど(笑)
(笑)というわけで、本日もありがとうございました。
ありがとうございまーす。