【大手の作法/002】 本日のお作法:7人いることにも意味がある

キーマンさえ押さえれば本当に大丈夫なの??

よく考えてください。あなたの会社より30倍、いや100倍、中には1000倍以上を優に超える社員さんで構成されている大手企業なのです。案件によっては関連部署が当然複数存在します。若手の方へのOJTとして活用されていることだって容易に想像できます。まさかこのご時世に、女性社員だからってアシスタント程度の役割でしょ?若手なんて議事録係でしょ?なんて決めつけていやしませんか?

男女やベテラン、若手問わず、しっかりと役割が存在しているのです。そしてその裏には複雑な人間関係も存在しているのです。

議事録をまとめていた若手の方が備忘録に「〇〇社の営業担当は部長にしか視線を合わせず、一方的に話を進めていた」なんて書かないという保証がどこにあるのでしょう。期待し、目をかけている部下や後輩がそのようなことを進言してきた時に、上司や先輩は当たり前のように「他の業者もあたってみよう」と言うことでしょう。それどころか普通に競合他社のプレゼンだって聞いているハズです。中には派閥争いが蠢く関係性だってあるかもしれません。

社内人事で減点評価をしている大手さんであれば、外部との付き合いに厳しい減点評価の視点を持たない理由は見当たりません。リスクは最小限に減らすことをおすすめします。
7人いれば7人への対処方法だって存在しているのです。

 


高松 秀樹(たかまつ ひでき)

たかまり株式会社 代表取締役
株式会社BFI 取締役委託副社長

1973年生まれ。川崎育ち。
1997年より、小さな会社にて中小・ベンチャー企業様の採用・育成支援事業に従事。
2002年よりスポーツバー、スイーツショップを営むも5年で終える。。
2007年以降、大手の作法を嗜み、業界・規模を問わず人材育成、組織開発、教育研修事業に携わり、多くの企業や団体、研修講師のサポートに勤しむ。

2件のコメントがあります

  1. 第2回目も私が疑問に感じていたテーマでした。言われてみれば確かに… 生産性が高い取り組みとは思えないですが、相手のルールなのであれば、理解を得るために柔軟に対応するしかないですね。

  2. Mr.Fさん、コメントいただきまして、ありがとうございます。
    『BullShitJobs』(=どうでもいい仕事、クソ仕事)という本が世界中で注目を集めているようですが、誰かにとっては『BullShitJobs』でも他の誰かにとっては大切だと思われているのかもしれませんね、、、配慮は必要ですが、遠慮はしない仕事を進めようと心がけております!

感想・著者への質問はこちらから