このコラムについて
「担当者は売り上げや組織の変革より、社内での自分の評価を最も気にしている」「夜の世界では、配慮と遠慮の絶妙なバランスが必要」「本音でぶつかる義理と人情の営業スタイルだけでは絶対に通用しない」
設立5年にして大手企業向け研修を多数手がけるたかまり株式会社。中小企業出身者をはじめフリーランスのネットワークで構成される同社は、いかにして大手のフトコロに飛び込み、ココロをつかんでいったのか。代表の高松秀樹が、大手企業とつきあう作法を具体的なエピソードを通して伝授します。
本日のお作法: 明るい未来
先日、大手メーカーさんにて「30歳キャリア研修」を実施させていただきました。
20代後半の方々が「30代のスタートをどのように迎えたいか」について、同世代の同僚たちとの対話などから考えを深める場です。
オンラインでの研修でしたが、いくつかのグループに分かれて「近況共有」をしているときのこと。
あるグループの部屋に参加すると、職場のベテラン社員について話していたのです。
Aさん:
「お前のとこはいいよな。オジサンたちも、めちゃくちゃ仕事してるやろ?
ウチの〇〇さんなんてさ、『頼むから仕事してくれよ』って感じなのよ。。
この前も『スキャナーの使い方、教えてくれ』なんて言うから、教えたんだよ。
それからは、俺への業務指示をA4用紙にペンで手書きしたのを、複合機でスキャンして、PDFにして、メール添付して送ってくるわけよ。。で、会うと、得意気に話してくるワケよ。。」
“働かないオジサン”がいる、なんてことは他の大手さんでもよく耳にしますが、ここまで「手の込んだ指示出し」をする方には、なかなか出会ったことはありません笑
続けて、Aさん:
「〇〇さんの仕事がAIに奪われたとしても、絶対に同情しないし、むしろ奪ってほしいとすら思うわ。
俺らが30歳になる2年後には、そんな世の中になっていたらいいよな。。明るい未来で働きたいわ。。」
2021年が、皆様にとって素敵な年となりますように!本年もよろしくお願いいたします!