このコラムについて
「担当者は売り上げや組織の変革より、社内での自分の評価を最も気にしている」「夜の世界では、配慮と遠慮の絶妙なバランスが必要」「本音でぶつかる義理と人情の営業スタイルだけでは絶対に通用しない」
設立5年にして大手企業向け研修を多数手がけるたかまり株式会社。中小企業出身者をはじめフリーランスのネットワークで構成される同社は、いかにして大手のフトコロに飛び込み、ココロをつかんでいったのか。代表の高松秀樹が、大手企業とつきあう作法を具体的なエピソードを通して伝授します。
本日のお作法/ヒエラルキー万歳!!
某大手さんの「部門mtg」に同席した時のこと。
オンラインでのmtgは、若手から事業部長まで40名ほどが参加する場でした。
開始時刻となり、進行役の課長が本日のアジェンダを紹介している時でした、、
「おい、A!!ちゃんと『一般』って表記しとけよ。いつも言っているだろ!」
と、ドスの効いた声で某部長が発するのです。
「あ、失礼しました。申し訳ございません」
淡々と入力し直すAさんを待つ間に、改めて画面を見渡すと、
〇〇_××事業部_事業部長
△△_××事業部_担当部長
◇◇_××事業部_課長
☆☆_××事業部_課長代理
などと、書かれた役職者以外の方々は、
●●_××事業部_一般
部外者である高松に分かりやすいように、とのご配慮なのかもしれません。
ですが、私にとっては、なにやらジトッとした違和感を覚えた瞬間であり、、
画面上の皆様の「ご表情」は??、と伺うも、「何の問題もなく、いたって普通」といったご様子なのです。
再び、進行を続けだした課長が映したスライドには、『組織のフラット化について』などと記載されているのでした。。
2時間ほどでmtgは終了したのですが、
「一般表記ではなく、入社何年目と記す」
または、
「背景を名刺画像に変更する」
いや、
「そもそも氏名だけで良いんちゃう??」
などの感想がグルグルまわり、
「組織におけるフラット化」についての意見交換などは、ほとんど印象に残らず、、役職者たちの声の大きさばかりが頭にこびりつくという。。
そんな時間でした。
ヒエラルキー万歳!!