このコラムについて
「担当者は売り上げや組織の変革より、社内での自分の評価を最も気にしている」「夜の世界では、配慮と遠慮の絶妙なバランスが必要」「本音でぶつかる義理と人情の営業スタイルだけでは絶対に通用しない」
設立5年にして大手企業向け研修を多数手がけるたかまり株式会社。中小企業出身者をはじめフリーランスのネットワークで構成される同社は、いかにして大手のフトコロに飛び込み、ココロをつかんでいったのか。代表の高松秀樹が、大手企業とつきあう作法を具体的なエピソードを通して伝授します。
本日のお作法/Who is your smile for?
某大手さん、マネジメント研修は「3日間合宿」での開催です。
初日の内容は「いくつかの社内講座」や「親睦懇親会」などで、残りの2日間を「たかまり」が担当させていただくのですが、
初日夜の親睦懇親会が楽しかったのか、管理職同士で深酒しすぎたようで、2日目朝の研修会場は「アルコール臭が充満」しているのです。。
なんとかして、研修開始前には集まってくれてはいるものの、座席で突っ伏していたり、、大欠伸をしていたり、、
「どんよりとした空気」がその場を覆っているのであります、、
こんな光景、実はそんなにめずらしくもないのですが、、
20数名の管理職さんのうち、「たったおひとりだけ」が「朗らかニコニコ」、ご機嫌なご様子なのです。
「Aさんって穏やかで、なんだか楽しげな方やな」なんて思って研修期間をご一緒していたのですが、
組織内の「コミュニケーション促進」をテーマにしたディスカッションの時に、
「Aさんとこの部署って、いつも賑やかよな」
「若手も普通にAさんに寄ってくるし」
「やっぱりAさんの人柄があるんかね?」
なんて他の方々からの問いかけが聞こえてくるのです。
Aさんの反応はどんなんやろ?っと、タカマツも注目します。
すると、
「若い時の上司にさ、『Aくん、人間の表情は誰のためにあると思う?』なんて聞かれた時があったのよ」
「その人、いっつもニコニコ笑っている人でさ。そんな人が」
「自分の表情ってさ、自分自身ではリアルに見られないやろ?」
「ってことはさ、俺は、『人の表情って、他の誰かのためのモノ』なんやなって思うんよ」
「自分の『身近にいる相手のためのモノ』ってことなんやと思っているんよ」
「本来、相手のためにあるものなのに、『仏頂面なんかするのは、いい迷惑やで』、って、言われたんだよね」
その頃のAさんは、周りの人たちに不満を抱え、いつもイライラしまくっていたようで、、
それ以降、Aさんは「えびす顔への道」を選んだようなのです。
そろそろ2025年も近づいています。新年以降は恵比寿顔で過ごしたいものなのであります。