母から受け継いだ指輪をネックレスに、片方なくしたピアスをペンダントに、思い出の詰まった2つのリングを溶かして1つに――。魔法のようにジュエリーを生まれ変わらせるジュエリー修理・リフォーム専門店「Refine」(リファイン)。代表の望月信吾さんに、お客様に感動を届けるジュエリーリフォームの魅力、そして波乱万丈な人生についてお聞きする対談企画です。
第47回 オンライン×AI?! ジュエリーリフォームの未来形

前回はアナログなつながりについてお話しましたけど、本業であるジュエリーの修理やリフォームに関しては、やはりオンラインでのサービス展開は外せないと思うんです。

以前この対談でお話をお聞きしてから、前向きに考えているところで。今はメールやLINEのやり取りですけど、オンラインでリアルタイムでご相談を受けられれば、可能性は広がるだろうなと。

いいですね。コロナの影響でオンラインが一気に身近になりましたけど、私はよい変化だと捉えているんです。私自身、コロナ前はオンラインに苦手意識があったんですが、今では打ち合わせの9割以上がZoomですからね。

そうそう。スマホ一つあればできますしね。ジュエリーリフォームについても、お店まで行かなくても現物を見ながら相談ができる、というのは大きなメリットだと思うんです。「遠方に住んでいる娘にリフォームしてプレゼントしたい」という場合にも、3人でどういうデザインがいいかを相談しながら決めることもできるし。

そうか。今公式LINEで「こういう修理はできますか?」というお問い合わせにはスタッフが対応しているんですが、お店の状況などで、その場で返答できないこともあるんです。それがAIだったら、いつでも返答差し上げられるわけで。

そうなんです。皆知らなかったり使いこなせてないだけで、便利なものはたくさんあるんですよね。例えばRefineさんのオンラインショップでアバターに修理してほしいジュエリーの写真を見せると、AIが最適な提案をしてくれる。そんなシステムが作れちゃうわけですよ。

すごいなぁ。業務効率化もそこまで進んでるんですね。オンラインではAIに気軽に相談できて、店舗では各地のアドバイザーと直接話すこともできる。オンラインとリアルの両方の良さを活かしていきたいですね。
対談している二人
望月 信吾(もちづき しんご)
ジュエリー工房リファイン 代表
25歳で証券会社を退社後、父親の経営する宝石の卸会社に入るが3年後に倒産。その後独立するもすぐに700万円の不渡り手形を受け路頭に迷う。一念発起して2009年に大塚にジュエリー工房リファインをオープンして現在3店舗を運営。<お客様の「大切価値」を尊重し、地元に密着したプロのサービスを提供したい>がモットー。この素晴らしい仕事に共感してくれる人とつながり仕事の輪を広げていきたいと現在パートナー募集中。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。