庭師でもない。外構屋でもない。京都の老舗での修業を経て、現在は「家に着せる衣服の仕立屋さん(ガーメントデザイナー)」として活動する中島さん。そんな中島さんに「造園とガーメントの違い」「劣化する庭と成長する庭」「庭づくりにおすすめの石材・花・木」「そもそもなぜ庭が必要なのか」といった幅広い話をお聞きしていきます。
第128回 夜の庭を「リビングの延長」にする照明の魔法

中島さんの手がけるお庭を見ていると、地面の低い位置に陶器やアイアンでできたおしゃれな照明が設置されているのをよく見かけます。公園にあるような背の高い街灯ではなく、あえて低い位置にポツンと置かれてるのが風情があっていいんですよね。

そうですね。でも最近は、予算を組んでしっかり照明を入れるお客様が増えています。夜、リビングのカーテンを開けた時に、ガラス越しにライトアップされたお庭が見える。それだけでリビングが広く感じられますし、豊かな気持ちになれるんです。

ああ、確かに。夜は真っ暗だとカーテンを閉め切ってしまいますが、庭が明るければカーテンを開けて過ごすのもいいですね。でも木を照らすとなると、木の成長に合わせて照明の位置も変えないといけないんじゃないですか?

そうです。コードに余裕を持たせて施工してあるので、半径1.5メートルくらいなら自由にお客様自身で位置を動かせるようにしてあるんです。木が大きくなったら少し離したり、角度を変えて影の出方を調整したりと、自分好みの夜景を作っていただけます。

今はセンサーとタイマーが優秀なので、暗くなったら自動で点灯して、そこから設定した時間が経ったら自動で消えるようになっています。寝静まった深夜まで照らしておく必要はないので、5時間ぐらいで十分だと思います。
対談している二人
中島 秀章(なかしま ひであき)
direct nagomi 株式会社 代表取締役
高校卒業後、庭師を目指し庭の歴史の深い京都(株)植芳造園に入社(1996年)。3年後茨城支店へ転勤。2002・2003年、「茨城社長TVチャンピオン」にガーデニング王2連覇のアシスタントとして出場。2003年会社下請けとして独立。2011年に岐阜に戻り2022年direct nagomi(株)設立。現在に至る。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。


















