庭師でもない。外構屋でもない。京都の老舗での修業を経て、現在は「家に着せる衣服の仕立屋さん(ガーメントデザイナー)」として活動する中島さん。そんな中島さんに「造園とガーメントの違い」「劣化する庭と成長する庭」「庭づくりにおすすめの石材・花・木」「そもそもなぜ庭が必要なのか」といった幅広い話をお聞きしていきます。
第133回 気候と土壌を見極める、適材適所の庭づくり

以前、岐阜は特殊な土壌で、土を入れてあげないと木が育たない、ということを仰ってましたよね。

それと同じように、土地によって土壌や気候が全然違うわけですよね。中島さんは岐阜だけでなく、全国に出張してお庭を作ることもあると思うんですが、木の選び方や植え方も土地によって変化するんでしょうか。

ああ、関東ローム層ですね。栄養分が豊富なんですよね。

ああ、そうなんですね。ちなみに海外はどうなんでしょう? 以前出張に行かれていた中国はどうでしたか?

落葉樹はそこまで寒暖差による違いはないんですが、常緑樹は寒さに弱いんです。だから常緑の南の方の木を、北海道など育てるのは厳しいですね。逆に、岐阜で白樺を植えても暑さで育たない。高山や飛騨の方なら涼しいので大丈夫なんですが。

ケースバイケースですけどね。例えば伸ばす速度を早めるために、樹木の材料屋さんが畑で肥料をあげることもありますし。ただやはり栄養を与えすぎると人工的に見える不自然な伸び方になってしまうんですよね。そういう意味では、山の自然くらいがちょうどいいと思います。
対談している二人
中島 秀章(なかしま ひであき)
direct nagomi 株式会社 代表取締役
高校卒業後、庭師を目指し庭の歴史の深い京都(株)植芳造園に入社(1996年)。3年後茨城支店へ転勤。2002・2003年、「茨城社長TVチャンピオン」にガーデニング王2連覇のアシスタントとして出場。2003年会社下請けとして独立。2011年に岐阜に戻り2022年direct nagomi(株)設立。現在に至る。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。


















