「日本一高いポスティング代行サービス」を謳う日本ポスティングセンター。依頼が殺到するこのビジネスを作り上げたのは、壮絶な幼少期を過ごし、15歳でママになった中辻麗(なかつじ・うらら)。その実業家ストーリーに安田佳生が迫ります。
第139回 もしも中辻麗が建築会社の社長になったら

ええ。そういう状況下で、もし中辻さんが建築会社の社長をやらざるを得なくなったとしたら、どうします?

本当に仰るとおりで。でもそんな時に、あるハウスメーカーさんに出会って。西宮にある『モレス』という会社で、「私、ヒノキの露天風呂を作りたいんです」ってダメ元で言ったら、「めちゃくちゃいいじゃないですか!」って即答してくれて。

仰るとおりです。素敵な家を建てていれば、お客さんも「ここで建てたい」ってついてきてくれると思いますから。だから大手ハウスメーカーに言いたいのは、もっと1人ひとりにきめ細やかな対応をした方がいいんじゃないの? ってことかな(笑)。

ごもっともです(笑)。ただ大手だと、余計なことをしない人の方がトラブルも少なくて、結果的に出世できるんでね。なかなかその体質は変えられないかもしれない(笑)。ともあれ、中辻さんは素敵な会社に出会えて、ヒノキの露天風呂も無事完成したと。

はい(笑)。予算というより、手入れがものすごく大変だということがわかっちゃって、これは厳しいぞと(笑)。まあでも、そういう現実をしっかり説明してくれるあたり、やっぱりモレスに頼んでよかったなあと思ってます。
対談している二人
中辻 麗(なかつじ うらら)
株式会社MAMENOKI COMPANY 専務取締役
1989年生まれ、大阪府泉大津市出身。12歳で不良の道を歩み始め、14歳から不登校になり15歳で長女を妊娠、出産。17歳で離婚しシングルマザーになる。2017年、株式会社ペイント王入社。チラシデザイン・広告の知識を活かして広告部門全般のディレクションを担当し、入社半年で広告効果を5倍に。その実績が認められ、2018年に広告(ポスティング)会社 (株)マメノキカンパニー設立に伴い専務取締役に就任。現在は【日本イチ高いポスティング代行サービス】のキャッチコピーで日本ポスティングセンターを運営。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。


















