「日本一高いポスティング代行サービス」を謳う日本ポスティングセンター。依頼が殺到するこのビジネスを作り上げたのは、壮絶な幼少期を過ごし、15歳でママになった中辻麗(なかつじ・うらら)。その実業家ストーリーに安田佳生が迫ります。
第99回 女性だけの職場で、困っていることはあるのか?

『マメノキカンパニー』さんって職場に女性しかいらっしゃいませんよね。そのスタンスは今後も変える予定はありませんか?

『コビトベニエ』もオープンからだいぶ日にちが経って、資材とか食品なんかの荷物がたくさん増えてきたんですよ。だからお店の裏に倉庫を置こうと思って私がホームセンターで調達してきたんですね。

だって倉庫の手配から設置まで頼んだらめっちゃコストかかるじゃないですか。だから自分で買ってきて、それをよいしょよいしょとお店の裏に運んだわけです。休みの日にDIYしようかなって。

そうなんですよ! 彼女はすごく背が小さいのに、自分の2〜3倍も大きな倉庫を、見事に1人で完成させてくれていました(笑)。だから女性しかいない職場は、必然的に女性がなんでもできるようになっていくんだと思います(笑)。

たぶん「綺麗好き」の割合が、男性と女性で圧倒的に差があるからなんじゃないかな。男性は「多少の汚れは気にならない人」の方が多い気がします。というか、お家でやっていないことは会社でもできないんだと思います。
対談している二人
中辻 麗(なかつじ うらら)
株式会社MAMENOKI COMPANY 専務取締役
1989年生まれ、大阪府泉大津市出身。12歳で不良の道を歩み始め、14歳から不登校になり15歳で長女を妊娠、出産。17歳で離婚しシングルマザーになる。2017年、株式会社ペイント王入社。チラシデザイン・広告の知識を活かして広告部門全般のディレクションを担当し、入社半年で広告効果を5倍に。その実績が認められ、2018年に広告(ポスティング)会社 (株)マメノキカンパニー設立に伴い専務取締役に就任。現在は【日本イチ高いポスティング代行サービス】のキャッチコピーで日本ポスティングセンターを運営。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。