第92回 東京オフィス拡大の狙いとは?

この対談について

「オモシロイを追求するブランディング会社」トゥモローゲート株式会社代表の西崎康平と、株式会社ワイキューブの代表として一世を風靡し、現在は株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表および境目研究家として活動する安田佳生の連載対談。個性派の2人が「めちゃくちゃに見える戦略の裏側」を語ります。

第92回 東京オフィス拡大の狙いとは?

安田

東京オフィスを拡大すると聞いたんですが、具体的にはどのくらい大きくする予定ですか? 社員数や立地など、どのくらい戦略的にトゥモローゲートさんが東京に力を入れるのか知りたくて。


西崎

今の東京オフィスは三田にあって30坪くらいなんですが、次は100坪くらいの物件を探しています。大阪のときも30坪から100坪に移転して、そこから一気に成長したんです。同じ流れを東京でも作りたいなと。

安田

なるほどなるほど。場所はどの辺を考えているんですか?


西崎

まだ決まっていないというか、物件ありきで探している感じです。自分たちの世界観を表現できる「箱」を見つけたいなと。

安田

でも街の雰囲気も大事だと思うんですよ。例えば大阪オフィスはアメリカ村だからこそブランドの雰囲気に合っていますが、古めかしい下町にあったら全然違う印象になるじゃないですか。


西崎

確かにそうですね。いずれにしても中途半端が一番良くないだろうなと思ってます。やるなら振り切ってやりたいなと。

安田

なるほど。でも現時点では物件は見つかっていないわけですね。


西崎

そうなんです。六本木で100坪の元飲食店物件があって、坪単価2万円ほどで非常に安かったんですが、すぐに決まっちゃいましたね。駅から徒歩3分で、内装も飲食店仕様だったので最高だったんですけど。

安田

そういうものですよね。いい物件から契約されていってしまう。ちなみにそもそもなぜ東京オフィスを拡大するんです? 端的に関東エリアの売上アップのためですか?


西崎

そうですね、もっと関東圏のクライアントを増やしたいなという感じです。名古屋までは大阪からカバーできますが、仙台や札幌は東京からの方が動きやすいですから。

安田

確かにそうでしょうけど、でも今は会議は全部オンラインでしょう? オフィスの場所はあまり関係ないような。


西崎

基本はオンラインですが、大事な初回のヒアリングは直接訪問するようにしてるんです。そういう意味でも東京の拠点が大きくなると動きやすいので。

安田

ああ、そうだったんですね。ちなみに採用強化の目的もありますか?


西崎

ありますね。特にクリエイターは東京の方が採用しやすいので。オフィスがカッコよくなれば、そういう人たちの注目度も高まるでしょうし。

安田

いいですね。ちなみに今回、内装にはどのくらい投資する予定ですか? 大阪の時も随分お金をかけられたと記憶してますが(笑)。


西崎

笑。大阪と同じく7,000万~1億円くらいはかけると思います。カッコいい元飲食店物件なんかが出てきたらいいんですけどね。

安田

すごいですね~。きっと大阪同様に素晴らしいオフィスになるんでしょう。ちなみに拡大に併せて人員も増やしていくと思うんですけど、どんな計画ですか?


西崎

今は10名程なんですけど、そこから5年計画で120名まで増やしたいなと。

安田

なんと! 10倍以上じゃないですか!


西崎

そうなんです。もっともこれはブランディング事業というより、B-SCOREの営業体制を大幅に拡大するからなんですけど。クリエイターが多い大阪に対して、東京は営業拠点として伸ばしていきたいと考えています。

安田

営業に強い東京、クリエイティブに強い大阪、というわけですね。いや~、ますますトゥモローゲートさんの将来が楽しみになります。オフィスが完成したらぜひ案内してください。


西崎

もちろんです! ぜひ来てください。

 

 


対談している二人

西崎康平(にしざき こうへい)
トゥモローゲート株式会社
代表取締役 最高経営責任者

Twitter

1982年4月2日生まれ 福岡県出身。2005年 新卒で人材コンサルティング会社に入社し関西圏約500社の採用戦略を携わる。入社2年目25歳で大阪支社長、入社3年目26歳で執行役員に就任。その後2010年にトゥモローゲート株式会社を設立。企業理念を再設計しビジョンに向かう組織づくりをコンサルティングとデザインで提案する企業ブランディングにより、外見だけではなく中身からオモシロイ会社づくりを支援。2024年現在、X(Twitter)フォロワー数11万人・YouTubeチャンネル登録者数20万人とSNSでの発信も積極的に展開している。

 


安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家

Twitter  Facebook

1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

 


 

 

感想・著者への質問はこちらから