本日の斬り口:ひとことで言うと?
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拙者がお世話になっている
経営者M氏は
きのこが大嫌いだ。
M氏が言うには
きのこ類はすべて
地球外生物
で、存在自体が
あやしさ満載だという。
漢字で書くと、
怪しく
妖しく
奇しい
という
あやしさ3点盛り
ってワケでござる。
きのこを
食べることは、
地球外生物が
自らの身の内に
入り込むことだ。
とM氏は力説する。
平気で食べる人の
気が知れない。
とM氏は
その嫌悪感を
決して隠さない
正直な人でござる。
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M氏のきのこ感も
うっすら
わからないでもない。
独特の不思議さを
きのこは
醸し出している。
そもそも
きのこのことを
拙者たちは
どれだけ
知っているのだろうか。
きのこは、
日本で300種類ほど
食べられているらしいが
きのこの種類自体は、
知られている数より
まだ未知のものの方が
圧倒的に多い。
未知との遭遇
なのでござる。
この点、M氏の感覚は
冴えている!と
言えるかもしれない。
そのうえ、
面白いことに、
科学的に分解して
そのきのこの
毒性の有無
が判別されたことは
ほとんどないという。
実際に食べみる
という、
体当たりコミュニケーション
な判別法しか、
確実に見分けられない。
科学的に確実に
見分ける方法が
存在しないのでござる。
これまた
未知との遭遇
でござる。
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人類史が連ねる
体当たりコミュニケーションで
人間のくらしの中に
入り込んでいるきのこは
ほんのごくわずかでしかない。
コミュニケーション
という言葉を使ったが、
きのこは森のとっても
重要なコミュニケーターだ。
森全体に、エネルギーが
循環するように
多様な種が互いに
関わり合っている。
それが自然だ。
その循環の中で、
きのこは、
この木が弱っているよ
などのメッセージを
発信するという。
きのこからの
メッセージをうけとった
健康な木々たちは、
種類を超え、
地中で自らの根を
弱っている木に伸ばし、
自分のエネルギーを与え
支え合う。
森が生き続ける
大いなる連携に
きのこは自らの
役割を発揮している。
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ってことで
きのことは、人間の食料ではない。
きのことは
コミュニケーションとは何かを教えてくれる存在
でござる。
拙者、なめこ汁が大好きでござるよ。
パンダ侍のプロフィール
あまりの弱さに
天敵に追われ、
争いを避けて、
しぶしぶ笹を食べ始める。
しだいに美味しく
感じれらるようになり、
肉食であるにもかかわらず、
肉をまずく感じるようになった
熊を先祖に持つ。
育ての先生の
気まぐれから、
こやつは笹薮から
世間に出してみよう
ということで、
草むらを転がり、
川のせせらぎをまたぎ、
欄干をスキップして、
東京に生息。
ある日、笹かまを食べ、
こ、これは笹ではない
と、その驚きで、ほっぺが落ち、
その衝撃で震えがとまらなくなり、
その震えから膝ががくっと落ちた、
その瞬間、
本質を見定めよ。
と天啓をうける。
それ以来、
本人の意思とは関係なく
白いしっぽが
陰陽太極図となり
白黒混ざり合う世の中で、
そもそもを斬ることになる。
腰に非常食の竹笹を
さしていたところ、
侍だったんですねー。
と、たまたま勘違いされ、
パンダ侍と
呼ばれるようになり、
現在に至る。
食べること、人間観察、木彫を修行とし、
愛と誠と調和、そしてユーモアを信条とし、
対話によって内発と創発を起こす現場づくりを得意とし、
中小企業の理念づくりやブランディング、新規事業開発を通じた組織変容、
また、経営者の自己変容セッションを生業にしている。
日本大学大学院藝術学研究科修士課程修了後、
企画・コンテンツ開発会社で企画ディレクションを経験後、2006年、株式会社つくるひとを創業。
売上高2億~7,700億円規模の組織、業種業態を問わず、創業以来780を超えるプロジェクトを経験。
10年間でのべ3万人の現場会議を中心に据え、対話型の課題解決に関わる。
現場プロジェクトメンバーの個人成長と集団組織の変容を
常に後押しするプロジェクト型のコンサルティングスタイルを貫き、「考え方」や「対話デザイン」を修得してもらいながら、実際の課題解決をすすめる。
幼いときは宇宙人、変人と、揶揄され、学校社会になじめないまま成長したが、実社会では「変人視点」が求められることが増え続け、重宝されている。
ツクリビト株式会社 代表取締役
デキル。株式会社 代表取締役
一社)一般社団法人ビーイング・バリュー協会 理事/マスターコンサルタント