其の七十壱 ゲームってなに?

イノベーションカードが知らせる

本日の斬り口:よくある間違いは?
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四国霊場88か所、
いわゆるお遍路を
拙者、歩いて
巡っているとき、

ゲームかよ

と思える出来事と
幾度も遭遇したでござる。

お遍路中の体験を
パンダ侍コラムでも、
書いたことがあるなー。

いま、調べたら、
2020年、年始1回目の
其の廿「太陽」にて
http://brand-farmers.jp/blog/panda_020/2/
書いていた。

年始だったのか。。。
2021年、
年始1回目の
この原稿を書くときに、

お遍路を思い起こしたのは偶然という名の
必然だろう。

というわけで、
素直に今年も、
お遍路中の
出来事について
記し、新たな年の
始まりとするでござる。

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拙者、お遍路は
まったくの初めてで、
初めてなのに
歩いて巡ることにして、
初チャレンジのハードルを
自分であげまくっていた。

地図の見方も
ままならぬし、
お作法も
ちんぷんかんぷん。

びくびく準備して
おどおどしながら
どきどき始めた。

初日、東京から
深夜バスで
徳島に移動したのだが、
中途半端な場所で
降車することになり、
早朝手配した
タクシーに乗り換え、
歩き始めとなる
1番札所に向かう。

タクシーの
運転手さんは、

ドライバー人生で
事故を起こしたことがない

というツワモノで、

なんで、
そうなるか
わかるか?

といきなり
クイズを出された。
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えっと、と
考えようとしたら、

それはな、
想像しとるから

とあっさり答えを
教えてくれた。

この先、
曲がり角で
もしかしたら
人がいるもかしれん

後ろから
スピード出して
近づいてきとる。
なんか、慌てる用事が
あるのかもしれん。
ゆずっとこ。

とかなー、
ちょっと先を
想像するっちゅーこと。

ちょっと先でええんよ。
それを考えるんよ。
ええか。

と話してくれた。
この話で、
拙者、気が楽になった。

そっか。
ちょっと先で
良いでござるね。
まずは1番から2番。

と、四国お遍路という
未知の旅への
緊張が和らいだ。

拙者がゲーム内の
勇者だったら、
メンタルレベルが
アップして
サウンドが鳴ったと思う。
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と、思ったら、
タクシーのおっちゃんが

あんた、
聞き上手やね。

そしたら
とっておきの
秘密の話、
あんねんな。

おっちゃんの話、
聞いてくれるかー。

と、ほんとに
すごい話を
聞くことになった。

この話は、
2つの意味合いで
すごかった。

タクシーのおっちゃんは
空海さんにまつわる実体験を
話してくれた。

この話そのものが
まっ、すごいんだけど、

もっと驚いたのは、
拙者がお遍路さんを
始めようと決意した
実体験と
同じだったのでござる。

拙者のクルミ大の
脳内で、

RPGかよ。

と現代っ子な言葉が
こだまする
四国お遍路クエストの
スタートでござったよ。

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ってことで
ゲームとは、オンラインやソフトウェアで販売されているものではない。

ゲームとは

 

あなた人生そのものだったりする

 

でござる。

拙者、RPGだと思って生きているでござるよ。
2021年、生温かい声援をよろしくでござる。

 


パンダ侍のプロフィール

あまりの弱さに
天敵に追われ、
争いを避けて、
しぶしぶ笹を食べ始める。
しだいに美味しく
感じれらるようになり、
肉食であるにもかかわらず、
肉をまずく感じるようになった
熊を先祖に持つ。

育ての先生の
気まぐれから、

こやつは笹薮から
世間に出してみよう

ということで、
草むらを転がり、
川のせせらぎをまたぎ、
欄干をスキップして、
東京に生息。

ある日、笹かまを食べ、

こ、これは笹ではない

と、その驚きで、ほっぺが落ち、
その衝撃で震えがとまらなくなり、
その震えから膝ががくっと落ちた、
その瞬間、

本質を見定めよ。

と天啓をうける。

それ以来、
本人の意思とは関係なく
白いしっぽが
陰陽太極図となり
白黒混ざり合う世の中で、
そもそもを斬ることになる。

腰に非常食の竹笹を
さしていたところ、

侍だったんですねー。

と、たまたま勘違いされ、
パンダ侍と
呼ばれるようになり、
現在に至る。

 

 

生息地:世田谷区界隈ときどき旅
職業:パンダ侍
特技:白黒和合流そもそも斬
苦手:常識、規則、喧騒、争い
好物:笹かま
信条:昼寝と愉快を選ぶ

執筆者:小野裕子

食べること、人間観察、木彫を修行とし、
愛と誠と調和、そしてユーモアを信条とし、
対話によって内発と創発を起こす現場づくりを得意とし、
中小企業の理念づくりやブランディング、新規事業開発を通じた組織変容、
また、経営者の自己変容セッションを生業にしている。
日本大学大学院藝術学研究科修士課程修了後、
企画・コンテンツ開発会社で企画ディレクションを経験後、2006年、株式会社つくるひとを創業。
売上高2億~7,700億円規模の組織、業種業態を問わず、創業以来780を超えるプロジェクトを経験。
10年間でのべ3万人の現場会議を中心に据え、対話型の課題解決に関わる。
現場プロジェクトメンバーの個人成長と集団組織の変容を
常に後押しするプロジェクト型のコンサルティングスタイルを貫き、「考え方」や「対話デザイン」を修得してもらいながら、実際の課題解決をすすめる。
幼いときは宇宙人、変人と、揶揄され、学校社会になじめないまま成長したが、実社会では「変人視点」が求められることが増え続け、重宝されている。

ツクリビト株式会社 代表取締役
デキル。株式会社 代表取締役
一社)一般社団法人ビーイング・バリュー協会 理事/マスターコンサルタント

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