イノベーションカードが知らせる
本日の斬り口:すべて書き出してみる
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拙者、最近
レストラン
という言葉を
耳にする機会が
減っているように思う。
たとえば、
お誕生日に
レストラン行くんだー!
というセリフは
とーんと聞いたことがない。
日曜日、
レストランに
連れて行って
もらったんだー!
というセリフも
聞かないなー。
レストランは
どこに行って
しまったのだろうか。
レストランの代わりに
レストランに近いものとして
耳にするのは、
ファミレス
かな。
ファミリーレストラン
という
和製英語の
略称なのだけど、
最後の2文字、
レス
がレストランの
最初の2文字である
レス
だってことを
気にかける人は
少ないだろう。
居酒屋行こーよ
とか、
フレンチ食べたいね
といった、
ジャンルで
語られたり、
○イゼリアで待ち合わせね
とか、
○ストでいいじゃん
などの
固有名詞で
言ったり、
聞いたりする
機会の方が
圧倒的に多い。
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そもそも
レストランは
日本の場合、
明治以降の登場だ。
西洋文化が
ガンガン日本に
入ってきて、
はいから
になっていった頃、
ホテルができ始めた。
そのホテルで提供する
食事サービスとして
西洋レストラン
が登場したのでござる。
西洋料理=洋食を
提供する
飲食スペースを
ホテルが運営したのが
日本のレストランの
はじまり。
一流ホテルの
西洋料理人の地位が
高まる。
天皇の料理番
というドラマでも
天皇の料理番になった
主人公は
西洋料理の料理人
だ。彼は
初めて食べた
カツレツ
の味に感動したことが
きっかけになり
料理人としての
最高位にまでなる。
堺正章が主人公を
演じるのだが、
この印象が
のちの料理番組の
巨匠役に
つながっているのではないかと
拙者は世界の片隅で
推察している。
ってことは
まっ、どーでも
いいことだけど、
イノベーションカードの
指示通り、
拙者、すべて
書き出し中でござる。
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レストラン
は、拙者にとって
天皇の料理番の
カツレツのように
感動と出会える場
であった。
拙者が竹藪で
でんぐり返ししていた頃、
世を忍ぶ仮の両親は
美味しい料理を
一緒に食べる家庭は
幸せだ
という思いに基づき
さまざまな食体験を
させてくれた。
レストランも
そのひとつだ。
拙者は
あるレストランで
付け合わせのサラダ
に感動したことがある。
メインではなく、
付け合わせ
だ。脇役にも
なっていない。
肉食べるなら
生野菜もね。
って感じで、
生野菜なら
なんでもいいだろっ的な
サラダではなかった。
そのサラダには
一口サイズの
白身魚の
フリッター
が入っていて、
ドレッシングが
人参ベースの
シェフオリジナル
だった。
これらのことは
でんぐり返しに飽きて
逆上がりをするようになった頃
知ったのだが、
そのサラダを食べた時、
拙者のサラダイメージが
ぐわんっ
と揺さぶられたことを
いまでも
身体の記憶
として覚えている。
この体験から
何事も
侮ってはいけない
ということ、そして
旨さとは
調和である
ことを学んだ。
拙者にとって
レストランとは
そういう場でござる。
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ってことで
レストランとは、料理を提供する場ではない。
レストランとは
身体の記憶が培われる場
でござる。
拙者、大好きなレストランが店じまいする、切ないでござるよ。
パンダ侍のプロフィール
あまりの弱さに
天敵に追われ、
争いを避けて、
しぶしぶ笹を食べ始める。
しだいに美味しく
感じれらるようになり、
肉食であるにもかかわらず、
肉をまずく感じるようになった
熊を先祖に持つ。
育ての先生の
気まぐれから、
こやつは笹薮から
世間に出してみよう
ということで、
草むらを転がり、
川のせせらぎをまたぎ、
欄干をスキップして、
東京に生息。
ある日、笹かまを食べ、
こ、これは笹ではない
と、その驚きで、ほっぺが落ち、
その衝撃で震えがとまらなくなり、
その震えから膝ががくっと落ちた、
その瞬間、
本質を見定めよ。
と天啓をうける。
それ以来、
本人の意思とは関係なく
白いしっぽが
陰陽太極図となり
白黒混ざり合う世の中で、
そもそもを斬ることになる。
腰に非常食の竹笹を
さしていたところ、
侍だったんですねー。
と、たまたま勘違いされ、
パンダ侍と
呼ばれるようになり、
現在に至る。
食べること、人間観察、木彫を修行とし、
愛と誠と調和、そしてユーモアを信条とし、
対話によって内発と創発を起こす現場づくりを得意とし、
中小企業の理念づくりやブランディング、新規事業開発を通じた組織変容、
また、経営者の自己変容セッションを生業にしている。
日本大学大学院藝術学研究科修士課程修了後、
企画・コンテンツ開発会社で企画ディレクションを経験後、2006年、株式会社つくるひとを創業。
売上高2億~7,700億円規模の組織、業種業態を問わず、創業以来780を超えるプロジェクトを経験。
10年間でのべ3万人の現場会議を中心に据え、対話型の課題解決に関わる。
現場プロジェクトメンバーの個人成長と集団組織の変容を
常に後押しするプロジェクト型のコンサルティングスタイルを貫き、「考え方」や「対話デザイン」を修得してもらいながら、実際の課題解決をすすめる。
幼いときは宇宙人、変人と、揶揄され、学校社会になじめないまま成長したが、実社会では「変人視点」が求められることが増え続け、重宝されている。
ツクリビト株式会社 代表取締役
デキル。株式会社 代表取締役
一社)一般社団法人ビーイング・バリュー協会 理事/マスターコンサルタント