【読むPodcast | ゲリラマーケティング】「人間こそが集客のコア」2018年7月18日配信

第303回「人間こそが集客のコア」
と安田メルマガに書いてあったが、よく意味が分からない。もっと具体的にしっかり教えろ!
というお叱りに答えました。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

安田さんの言葉で「自分を許せる人になる」という言葉がかなり響いてます。金子亜佑美です。

安田

安田佳生です。

栃尾

今回はこのような質問をいただいております。音楽スクール事業経営者のキズダスヤさんです。変わったお名前ですね。安田さん、栃尾さん、金子さん、こんにちは。

金子

こんにちはー!

安田

こんにちはー。

栃尾

毎週配信されるのを楽しみに聴いています。安田さんのメールマガジンも毎週楽しみで勉強させていただいております。メルマガいいですよねー。大好き。

金子

うん、メルマガめちゃいい。

安田

あ、ありがとうございます。

栃尾

シェアできないんですけど……。すいません、質問です、前回の安田さんのメールマガジンで広告費を使わずに集客することを考えるべきだと書いていました。「ポイントは人にお金をかけること。人を呼ぶのは広告ではなく人だから、人間こそが集客のコアだ」と書いていました。もう少し具体的に教えていただいて良いでしょうか?私は10年以上音楽スクールを運営しております。新聞広告、フリーペーパー、SNS、友達紹介などで集客しているのですが、ここ3年ほど会員数が伸びず困っています。広告は昔ほど効き目がなく、新しい方法で集客しなければと思っていたところでした。お三方のアドバイスいただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。ということです。

安田

よろしくお願いします、金子さん。

金子

うっ、あっ、えー、よろしくお願いしま~す。キズダスヤさんですね。

安田

はい。反対から読むと?

金子

「安田好き!」良い名前。

栃尾

安田好き。告白が。

安田

つまり「嫌い」ってことですよね、これ。

栃尾

深読みするとそのようにも捉えられますけど、違うんじゃないですかぁ、好きなんじゃないんですかぁ?

金子

好きじゃなきゃ書かなくないですか?

安田

そう信じたいですねぇ。

金子

ねぇ。

栃尾

暗号ですよ。

金子

でも、これ、安田さんの人にお金をかけることの具体的な話が聞きたいっていう。

安田

広告が効かなくなってきているって言われて久しいんですが、結局「テレビでCMやってるから良い会社なんだ」とか「良い商品なんだ」とかっていうのってあんまなくて、自分が欲しいと思うから買うわけなんで。今だったらSNSと言われてる口コミみたいな。広告ってお金出せばいくらでも出せるじゃないですか。

栃尾

はい。

安田

だから、お金をかけて作った知名度よりは、みんなが「良い」って言ってるほうが良いんじゃないの?っていうのが今の全体的な流れなんですよ。特に自分の知り合いとか信頼できる人が「あそこの商品良いよ」って言ってくれたら、そっちのほうが集客効果があるっていう…。

金子

口コミ?

安田

はい。広告出すのが楽なんで。「良い」って言ってもらうには、良い仕事とか良いサービスとか美味しいものを提供するとかやんないといけないんで。広告はべつに広告に「美味しいです」って書いときゃいいだけなんで。まあ、だから広告の効果がだんだん落ちてきて……

金子

あっ!そういうこと?

安田

……ええ。

栃尾

……どこが今わかったの?(笑)

金子

いやいや、ちょっと、なんか(笑)人にお金をかけるっていうのは、口コミで……えっ、わかんない、口コミしてくれる人を雇うってことですか?

安田

「あそこは良いぞ」っていうふうにお金をかけて言ってもらうっていうのは、まあ、口コミっていうよりは、お金をかけた別の種類の広告ですよね。

金子

それはじゃあ違うのか。

安田

まあ、でも、それも人にお金をかけることとも言えるんで。だから、具体的に教えてほしいってことなんでしょうね。

栃尾

でも、この方、SNS、お友達紹介もしているってことで。

安田

新聞広告、フリーペーパー、SNS、紹介も募って。で、「人間が集客のコアなんで、人をホントに呼ぶのは広告じゃなくて人だから、人にお金をかけよう」と書いたわけなんですけど、それってどういうことなの?っていうことで悩んでらっしゃると。まあ……悩みますかね、普通。すごいわかりやすく書いたつもりだったんですけど。

栃尾

この「人にお金をかける」の「人」って、従業員じゃなくて顧客ってことですか?

安田

まあ、どっちもですよね。例えば全然人が採れないって言って困ってる会社あるじゃないですか、求人広告出しても出しても採れないって言って、何やってるかっていうと、さらに求人広告にお金かけて求人広告会社に「なんとかしろ!」って言ったりするんですけど、やっぱり人が来ないのって、そこの仕事が楽しいと思ってなかったりとか、何かしら不満があるからじゃないですか。だから、今働いてる人が「なんて楽しい職場なんだろう」って思うところにお金かけたほうが広告費かけるより良いんじゃないの?っていうのが僕の提案でして。

栃尾

たしかに。

安田

お客さん集めも一緒で、今すでにお客さんいるわけじゃないですか。お友達紹介で集客してるってこの人は書いてますけど、じゃあ、お友達を集客してもらうために何やってんの?ってことなんですよね。

栃尾

それ、わかんないですもんね。

安田

「お友達紹介してください」っていうキャンペーンやるのは広告と変わらないっていうか……っていうか無理強いしてるだけなんで、そんなこと言われて自分だったら紹介しますか?ってことなんですよね。

金子

ああ、来たくなる施策が必要と。

安田

やっぱり1つ目は、お客さんがそこの音楽スクールに来て「すごく楽しい」とか「すごく勉強になる」とか「自分の仲良い人にぜひ教えたい」とかっていうふうに思ってるかどうかっていうのがまず1個ですよね。思ってないんだったら思ってもらうための努力をして、そこに時間とかお金とかかけるべきだろうなっていうのがまず1個。で、もう1個は、本当にすごく良い、素晴らしいと思ってるスクールなんだけど、何をもって素晴らしいって伝えたらいいかっていうのが、普通の人って「良いよ」「良いよ」って言うんですけど、何が良いのか聞いてるほうはわかんなかったりするんですよね。

栃尾

たしかに。

安田

だから、口コミで伝えやすくしてあげるっていう、これはコミュニケーションの技術ですけど。

栃尾

テクニックですね。

安田

テクニック。そこはプロの力を借りるために、伝わりやすい言葉づくりとかコンセプトの整理にお金かけたほうが良いよってことなんですよね。

金子

なるほど~。

栃尾

ふ~ん。

安田

だけど、基本的に伝え方だけを変えても、もとになるもんがないとどうしようもないんで。だから、お金かけずに人を採れたほうが良いし、広告費もかけずにお客さん来たほうが良いじゃないですか、そのためには今いる社員とか今いるお客さんをどこまで満足させるのかっていうことに尽きるわけですよね。まずはそこですよね。それが僕の言うところの「人にお金をかける」っていうことなんですけど。

栃尾

周囲に「転職先探してる」とか「楽器始めたいんだよね」みたいな人ってちょいちょいいますよね。

安田

いますか?

金子

うん。

栃尾

ちょいちょいいて、そういうときに「自分が行ってる所すごい良いよ」ってホントに思ってたら絶対勧めますね。

安田

そうですよね。

栃尾

はい。

金子

たしかに。

安田

栃尾さん勧めるの上手ですよね、なんか。

栃尾

えっ、ホントですか!?

安田

僕も「ねこてつ」行きたくなりますもん。

栃尾

あ、ホントですか(笑)ねこてつ来てください!先生として。

安田

ちょっと恥ずかしいです。

金子

ネコテツって何ですか?

安田

ねこてつ。いつも楽しそうに書いてるんで、フェイスブックとかに。

栃尾

ねりま子どもてつがく。

金子

あぁ~。それ、わかるなぁ。

安田

子どもと一緒に哲学するっていう。「おじてつ」も作ってくださいよ(笑)

栃尾

おじてつ?(笑)

安田

はい。

金子

おじてつだとどうなるんだ?

栃尾

哲学カフェっていうのあります、大人向けの。ああ、そうなんだ、勧めんの上手って初めて言われましたけど。でも、まあ、言語化っていうのはありますよね、何が良いかっていう。

安田

ありますね、うん。

栃尾

それはたしかに1人ひとりスキルはあるかもしれないんで。

安田

だから、評判がね、例えば「すごい自社で働いてる人がハッピーなのに人が来ない」だったらば「なんで来ないのかな?」って考えるべきじゃないですか。で、今いるお客さんがすごく喜んでくれてんのにお客さんが増えないんだったら「なんで増えないのかな?」って考えるべきで、そこはまさにコミュニケーションとか、すごく良いお店とか素晴らしい職場があっても、あるっていうことがわかんなかったら行きようがないんで、そこはコミュニケーションの問題なんですよね。そもそも今いる人がその仕事楽しんでんのかとか、今いるお客さんがホント人に紹介したくてたまらないぐらい満足してんのかどうかっていう、まずはそこかなって思いますけど。

栃尾

うんうん、なるほど。

安田

それが「人にお金をかけよう」っていうことです。

栃尾

じゃあ、この方の場合は「お客様に」っていう。満足度を高める、まずは。

安田

そうですね。今いるお客さんにお客さんを紹介してほしいんだったら、もっと喜んでもらうっていうか、音楽に限らず、音楽スクールなのに行ったら……

金子

お茶出してくれるとか?

安田

それでもいいと思います(笑)最近流行ってる美容室でね、人生相談聞いてくれるっていう所に若者が集まってるらしいですけど。

栃尾

あ~、そういうの良いと思います。

金子

そうなんだ。

安田

ということで今日のまとめを。

栃尾

まとめは、まずお客さんの満足度が高いかどうか。高くなければ上げると。さらに満足度が高いのに紹介が進んでないようであれば、紹介しやすいような言葉とかコンセプトとかを提供するっていう感じですか。

金子

ん~わかりやすっ!

安田

わかりやすいですね。だから、まだ来てない社員とか来てないお客さんじゃなくて、今いるお客さんとか今いる社員にお金かけろってことです。

栃尾

なるほどなるほど。

金子

うんうんうん。

安田

ということで本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。


*本ぺージは、2018年7月18日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから


ポッドキャスト番組「安田佳生のゲリラマーケティング」は毎週水曜日配信中。

安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
emitochio.net

 

 

 

金子亜祐美
プロフィールはこちらから

 

 

感想・著者への質問はこちらから