住宅業界(新築・リフォーム・不動産)の「課題何でも解決屋」として20年以上のキャリアを持つ株式会社ランリグが、その過程で出会った優秀な人材を他社に活用してもらう新サービス『その道のプロ』をスタートしました。2000名以上のスペシャリストと繋がる渡邉社長に、『その道のプロ』の活用方法を伺う対談企画。
第66回 マネジメントの最適解

確かにそうですよね。誰もが出世したがった時代と違って、「役職はいらないから収入だけ増やしてください」とか「在宅リモートできるようにしてください」という人が増えて、マネージャーをやりたい人がいない。

そうそう。特にメジャーリーグなんて完全に分かれてますからね。選手としては花開かなかったけど、その分コーチングとかマネジメントを勉強して、マイナーリーグで経験を積んで、1億2億稼ぐようになった監督もいますし。

マネージャーの仕事って、自分が過去にどうやってきたかを教えることじゃないんですよね。1人1人に合わせて「この人はどういう働き方が一番心地いいのか」「どういう目標設定をするとやる気が出るのか」を考えなくてはいけない。

ちゃんとマネジメントの勉強をした人がマネージャーになるわけですよね。その結果、チームのパフォーマンスが上がれば、マネージャーとしての評価が上がる。それに見合う給料じゃなかったら別の会社に行くだけで。

ええ、そういうことです。現場でやってきた人って、現場での実績はあるけど、そのやり方しか知らないわけです。10人メンバーがいて10通りの成果の出し方を考えないといけないとなると、できない人の方が多い。

そうそう。例えば鍼灸院で働く人って、「患者さんを治療して元気にしたい!」というところにやりがいを持っている人が多いんです。でもある程度大きなところに就職すると、出世して店長にさせられてしまって、治療から離されてしまったりする。そうするとモチベーションが下がって、ストレスを抱えてしまうわけです。
対談している二人
渡邉 昇一(わたなべ しょういち)
株式会社ランリグ 代表取締役
1975年、大阪市に生まれる。大学卒業後、採用コンサルティング会社ワイキューブに入社。同社の営業、マーケティングのマネージャー、社長室長及び、福岡などの支店立上げを担当し、同社の売上40億達成に貢献した。29歳の年に株式会社ラン・リグを設立し、今期20期目。述べ900社以上の住宅会社のマーケティング、人材コンサルティング支援と並行し、500店舗以上が加盟するボランタリーチェーン「センリョク」など、VC、FC構築にも多数携わる。また、自身が司会を務め、住宅業界の経営者をゲストに招き送る自社のラジオ番組は、6年間で、延べ300回以上の配信を経て、毎月2万人以上の業界関係者が視聴する番組に成長した。今年5月には、2000人以上のプロ人材とのネットワークを生かした~社長の右腕派遣サービス~【その道のプロ】を本格リリース。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。