値崩れの正体

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商品の仕様を決定し、販売価格を決め、マーケットに並べる。
それが新商品誕生の瞬間である。
そして同時に、値崩れの始まる瞬間でもある。
マーケットに認知され、価格が決定した瞬間に、
真似をする人間が必ず現れるからだ。
同じ商品を、より安く作る。
その繰り返しによって商品は溢れ、価格は下がっていく。

もちろん、真似することが不可能な技術や、
特許に守られた商品も存在する。
だが長い目で見れば類似品は必ず出て来るわけで、
永遠に値下がりしない商品など存在しない。
全ての商品は、誕生した瞬間に値崩れが始まる。
そう考えておくべきなのだ。

では値崩れを防ぐにはどうすればいいのか。
その答えは「変化」しかない。
まだない技術、まだない付加価値を編み出し、
商品に違いを加え続けるのである。
ものづくりをしている会社であれば当たり前の努力と言えよう。
だがその努力は全ての仕事に不可欠なのである。

商品が値崩れしていくように、
仕事もまた値崩れしていく。
会社から見れば、人を雇うことは、
商品を買うことと同じだからである・・・

『[安田佳生メールマガジン] 2016.6.1 値崩れの正体』より冒頭引用

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