学校を卒業すれば自立が求められる。すなわち自分の生活費を自分で稼ぐ日々がやってくる。いきなり起業する人もいるが大多数の日本人はまず就職する。どこかの会社に入って与えられた仕事をこなす。決まった日に決められた報酬を受け取る社会人生活がスタートする。ここでは大きな差はつかない。
実家を出れば家賃を払わなくてはならないし、ある程度の生活レベルを維持するには稼ぎを増やさなくてはならない。そのために仕事を頑張る。評価されて昇進することや、スキルアップして転職することを考える。この辺りから少しずつ個人差が出てくるのだが、まだまだ大きな差にはなっていない。
頑張りが認められて昇進する人や転職して収入アップする人が現れる。この辺りから差が広がり始める。結婚して家庭を持つ人も出てくるし、子供を作る同期も増えていくだろう。30代はかなり忙しい。育児を頑張り家事もこなしつつ、収入を増やしていかなくてはならない。子育てにはお金がかかるのだ。
ふと気がつけば40代。子供も大きくなりいくつかの選択肢が見えてくる。仕事を頑張って昇進や転職でもっと稼ぎを増やそうと考える人。貧乏は嫌だけど十分な生活はできているのでワークライフバランスを優先しようと考える人。そして、生活のためではなく心が躍る仕事が出来ないかと考える人。
お金か、安定か、働く意味か。どれを選択するかで以降の人生は大きく変わる。ここに正解などというものはない。大事なのは自分自身が後悔しないようにしっかり考えた上で選択すること。間違いなくこの選択によって人生の質は変化する。周りに流されず、常識に縛られず、自分の意思で選択したい。
年功序列、終身雇用、専業主婦が大前提の時代なら、こんな選択は必要なかった。選択する必要もなかったし選択する自由もなかった。とにかく男は会社のために滅私奉公。女は家事と育児を100%こなす。ローンを組んで一戸建てを手に入れ、子育てを終えれば、退職金と年金で老後はやっていけた。
時代の変化は私たちに選択を突きつけている。選択など望まなくても選ばざるを得ない。選ばなければどこかに流されていくだけ。お金も、安定も、働く意味も失ってしまうかもしれない。自由と責任はセットだ。幸か不幸か私たちは自由な時代に生きている。何より大切なのは自分の意思で決めること。
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