【GlobalPicks/vol.087】2019年、知っておくべき「ライフスタイル変化」

GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜
著者:小出 紘道



MSNの「ライフスタイル変化の注目点についての記事」を紹介しています。
MSNは、MicroSoft NetworkのMSNです。

今回の記事はこれ

https://www.msn.com/en-us/lifestyle/smart-living/lifestyle-trends-you-need-to-know-about-in-2019/ar-BBQSd39

Lifestyle Trends You Need to Know About in 2019
2019年、知っておくべき「ライフスタイル変化」
10個のライフスタイル変化がPick Upされていて、下記のLine Upです。

1. Nap rooms
2. Plant-based skin products
3. Eco-travel
4. Living in an RV
5. Elevation training masks
6. Smart speakers teaching you another language
7. Robots as pet sitters
8. Robots folding your laundry
9. Virtual reality gyms
10. Social isolation

ライフスタイル変化そのものというよりも、「ライフスタイル変化を如実に表す商品やサービス」がLine Upされている感じです。

先週は、「7. Robots as pet sitters(ロボットのペットシッター)」「8. Robots folding your laundry(衣類をたたむロボット)」を掘り下げたので、 9以降を見ていきます。これで最後です。

9.Virtual reality gyms(VRジム)

—原文
Combining the craze over getting in shape with the latest craze over virtual reality (VR) sets — a separate market where investment is growing exponentially — only seems natural. Research by professional services firm EY has shown that 25% of women and 18% of men would use VR to help them exercise.


「健康でいること」の流行と、「VRガジェット」 の流行を組み合わせることは、とても自然な流れです。 双方のマーケットはそれぞれ個別でも加速的に成長しています。 EY社のリサーチによると、女性の25%・男性の18%が、 エクササイズの為にVRを利用することになるだろう、 ということです。

ボクシングフィットネスのb-monsterが流行ってますが、 同じかそれ以上の規模感で、VRを活用してキャッチーなテーマ設定をしたジムが数年以内に流行するかもしれません。
ただ、僕は、VRジムの本質は「自宅にいながら、モチベーションを維持しながら、他者との交流もありつつエクササイズする」 ことにあると思っているので、「VRデバイス×アプリケーション×インタラクティブ(もしくはソーシャル)」 を連動させたサービス設定をして、 局地的にPRを集中投下したサービスが一気に最初のパイを獲得すると思っています。

 

10.Social isolation(社会的孤立)

Nearly half of Americans say they often feel lonely, and those between 18 and 22 are described as the loneliest generation, according to a recent study by Cigna, a global health service company.
According to a national survey conducted by AARP, people between 45 and 49 years old report higher levels of loneliness and social isolation than those 70 or older.
アメリカ人の半数近くが、よく孤独を感じるそうです。 世界的なヘルスサービス企業の研究によると、18〜 22歳が最も孤独なジェネレーションと言われています。
AARPの全米規模の調査によると、45~45歳は、 70歳以上の人たちよりも孤独感が強く社会的に孤立しているケー スが多いようです。

主旨としては「社会的孤立は高齢者だけの問題ではない」 ということと、「意外に40代の孤立感が強い」 ということですが、この世界的なアジェンダであるsocial isolation(社会的孤立) への対応をうまくビジネス化したプレイヤーが圧倒的にマネタイズ に成功しそうです。

 

社会的孤立のパターンはいくつかあるようです。

  1. 高齢者の孤独死のような、実質的な「孤立」
    2. いわゆる「digital divide(デジタルデバイド)」によって、情報から「孤立」
    3.「ネッジャンキー」になって、「リアルな人的接点」 で満たされておらず心的に「孤立」
    4.「ネットリテラシー」も高く、「リアルな人的接点」 もあるが、安心して属せる「社会集団」が一つもなく「孤立」

digital divide(デジタルデバイド)は、IT弱者、デジタル弱者、 情報弱者がダイレクトに「社会的弱者」に繋がっていく、 情報による「分断」のことですね。

「ネッジャンキー」になって、「リアルな人的接点」 で満たされておらず心的に「孤立」している、 というパターンへの対処としての、digital detox(デジタルデトックス) が世界的に関心を集めています。
「ネット断ち」「デジタル断ち」をすることで、「慢性疲労軽減」 「ストレスの低減」「心的不調の解消」などの効果があることが、 エビデンスベースで次々と立証されてきている分野です。 またデジタルデトックスの結果としての「 リアルな人的接点の再認識」が重要な副産物と言われています。 この分野は「心療内科」と同じくらいのマーケット規模に成長する可能性があるのではない でしょうか?

「足し算」して獲得してきた果実は、いつか「引き算」して精算しなければならない、というのは誰もが抗えない絶対的真理なのかもしれません。

というわけで、今回は「いつか役に立つかもしれない英単語」 として、social isolation(社会的孤立)、digital divide(デジタルデバイド)、digital detox(デジタルデトックス) を3点セットで抑えていただければと思います。

 


「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

著者情報

小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)

◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ
代表取締役社長
http://citation-sp.co.jp

◆株式会社シタシオンジャパン
取締役会長
http://www.citation.co.jp

◆株式会社 イー・ファルコン
取締役
http://www.e-falcon.co.jp

<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた)
・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった)
・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった)
・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった)
・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)

 

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