【GlobalPicks/vol.135】シリーズ コロナ後の世界(No.5)

GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道


先週までは「シリーズ コロナ後の世界(No.4)」として、「コロナ禍で、 自宅でお手軽起業するための15のアイデア」を取り上げました。

今週も引き続き「シリーズ コロナ後の世界(No.5)」として、 Mckinseyのサイトから「引き続き、 コロナ禍の不確実性を反映し続ける、消費者意識と行動」 を読み込んでいきます。マッキンゼーのサイトの中に「Marketing&Sales」 というセクションがあり、たまに面白い記事が載っています。 その中の一つです。今回の記事はこれ

欧米各国で街が再開し始めて(そのうち再びロックダウンする街が増えるかもですね)、いわゆるNew Normalにむけて動き始めているわけですが、「やっぱり今後も、消費者の行動や思考はコロナの影響を反映し続けるだろう」というのが主旨となっています。

いくつかの興味深いチャートがあるので、これらを紹介していこうと思います。

今回のチャートはこれ。

Optimism about country’s recovery after COVID-19
各国国民ごとの、コロナ後の自国経済「回復」についての「楽観度」

ざっくりと次のことが読み取れます。
・楽観的なのはChinaとIndiaの人たち
・悲観的なのはJapanの人たち
・Japanは早くからかなり悲観が蔓延したが、すこしづつ回復してきている

日本人のセンチメント(感情)変化の基本法則は、殆どの場合
「Pesimistic(悲観的)に始まり、情勢をよく伺いながら(メディアに煽られながら、、、)最終的には欧米のセンチメント(特に米英の)に少しづつ接近する。ただし欧米よりも上方向にセンチメントが行き過ぎることはない。」
です。
(※ なお、唯一欧米よりもセンチメントが上方向に行き過ぎたのが「バブル景気」です。ご承知の通り、その後「必要以上に下方向に」揺り戻されました)

話を戻します。チャートから分かるように、悲観的な消費者感情を現段階で「一番強く」持っているのはJapanの人たちです。
よって自然と「上方向に回復しようとする力(レジリエンスの余地)」は、各国に比べ「マグマのように溜まっている」状態とも言えます。

ここに日本楽観論の正体が見えてきます。
経済界隈の日本楽観論者が言うところの「日本は大丈夫」という文脈は、「これだけ必要以上に悲観的に行動している国民だから、蓋を開けてみれば結果的には、思ったよりも全然良い結果になる可能性が計算上は高いと言える」という意味合いですね(笑)

「当初悲観的に想定する人が多い日本は、思ったよりもましな結果で終わる」法則
ですね。
この法則に則るとこの国では常に「楽観論」を言っておいたほうが「当たる可能性が高い」わけですw
悲観的過ぎるが故に「本当はそこまで悪くない」という結果に終わることが多い。
安定の「平均値への回帰」現象発動です。

おそらく現状は「平均への回帰(欧米基準への類似)」のフェイズに入っているでしょうから、本来であれば、postコロナに向けて「いやいや、日本経済の未来は結構暗い部分も多いですよ、なぜなら○○だから」と的確に言ってあげる専門家が必要になってくるフェイズになってきます。

本当のところ、少し暗いですから、実際。(←個人的見解です)
でも、きっともうすこし楽観方向にリバウンドしてきますけどね。(←平均回帰&欧米類似の法則です)

 


「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

著者情報

小出紘道 (HIROMICHI KOIDE) ◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp ◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp ◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp <いわゆる経歴> ・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)   著者ページへ

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